ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

汎用IT製品中金属類のライフサイクルに着目した環境排出・動態・影響に関する横断連携研究

本課題は、第3期中期計画の初年度から導入された、分野横断型公募研究の初年度に採択されたものです。

 

 研究を分担する主体は、資源循環・廃棄物研究センター、環境リスク研究センター、地域環境研究センターの3センターです。それぞれが担当する内容および期待される成果、そして研究の流れを示します。

 

 

本研究課題の特徴は、

  1. 研究対象を、汎用IT製品中の金属に特化することで、実際の汚染問題に肉薄する研究となること
  2. 製品化前の原料の輸送等から始まり、製造過程、輸送過程、使用時、廃棄過程等のライフサイクルを通して検討を行うために、真の安全性評価が期待できること

の2点が挙げられます。

このような広範な視点からの総合的な研究はあまり例がなく、新たな環境研究のマイルストンとしての役割も担っています。

なお、この課題が目指す研究内容は、東日本大震災の被災地復興にも関連するものです。
 学校の敷地や田畑も含めて、至る所が膨大な量の家電製品を含んだ瓦礫に覆われています。この分野横断課題を遂行することで、被災地の生活環境の安全・安心に少しでも寄与できればと考えています。