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2015年9月30日

国立環境研究所が進める災害環境研究

コラム1

 東日本大震災によって生じた環境被害、環境中に放出された放射性物質による環境汚染、その汚染が生物や人の健康に与える影響、汚染除去のため技術や汚染廃棄物の処理技術、復興による環境創造など災害に関する環境研究の分野は幅広く、課題を含みます。

図1:災害環境研究の概要

 国立環境研究所では、これらの課題に対処するために、3つ研究プログラムを設定して災害環境研究を進めています。環境回復研究は、 【1】放射性物質に汚染された廃棄物等の処理処分技術・システムの確立(汚染廃棄物研究)、【2】放射性物質の環境動態解明、被ばく量の評価、生物・生態系への影響評価(多媒体環境研究)で構成されています。

 また、環境創生研究は災害後の地域環境の再生・創造等に関する調査・研究を推進しています。さらに、災害環境マネジメント研究は、将来の災害に備えた環境マネジメントシステム構築に関する調査・研究を進めています。

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