2017年6月30日
多能性幹細胞を用いて胎児期の影響を調べる
コラム1
幹細胞は細胞分裂するときに、親細胞の特性を引き継いだ子細胞と、分化に向かう子細胞の2種類を産生します。胚体内のすべての細胞に分化できる幹細胞のことを多能性幹細胞といい、その一つである胚性幹細胞(ES細胞)は、哺乳類の胚盤胞の内部細胞塊などに由来し、完全な1個体を生み出す能力があります(図1A)。
人工多能性幹細胞(iPS細胞)も、ES細胞のように多分化能を持つ幹細胞で、体細胞へ複数の遺伝子を導入することによって人工的につくられます。
分化に向かうES細胞は、胚様体を経て、外胚葉・内胚葉・中胚葉の三胚葉に分化します。その後、さまざまな臓器へと分化していきます(図1B)。
目次
- 化学物質の正確なヒト健康への影響評価を目指して -新しい発達神経毒性試験法の開発-環境儀 No.65
- ES細胞を用いて、化学物質のヒトへの影響を予測するInterview研究者に聞く
-
ヒトの健康影響を調べるためのインビトロとインビボ試験の有用性と問題点の比較
コラム2 - 化学物質の健康影響評価の変革コラム3
- 内分泌かく乱化学物質ビスフェノールAの健康への影響:種差はあるのか?コラム4
- ヒト組織由来細胞を用いて、化学物質の神経発達への影響を明らかにするSummary
- ヒト組織由来の細胞、ES/iPS細胞を用いた化学物質が健康に及ぼす影響の予測法研究をめぐって
- 国立環境研究所における「ヒト細胞を用いた発達神経毒性試験法と発達期影響予測法の開発に関する研究」のあゆみ
- 過去の環境儀から
- PDFファイル環境儀 NO.65 [3.34MB]
目次
- 化学物質の正確なヒト健康への影響評価を目指して -新しい発達神経毒性試験法の開発-環境儀 No.65
- ES細胞を用いて、化学物質のヒトへの影響を予測するInterview研究者に聞く
-
ヒトの健康影響を調べるためのインビトロとインビボ試験の有用性と問題点の比較
コラム2 - 化学物質の健康影響評価の変革コラム3
- 内分泌かく乱化学物質ビスフェノールAの健康への影響:種差はあるのか?コラム4
- ヒト組織由来細胞を用いて、化学物質の神経発達への影響を明らかにするSummary
- ヒト組織由来の細胞、ES/iPS細胞を用いた化学物質が健康に及ぼす影響の予測法研究をめぐって
- 国立環境研究所における「ヒト細胞を用いた発達神経毒性試験法と発達期影響予測法の開発に関する研究」のあゆみ
- 過去の環境儀から
- PDFファイル環境儀 NO.65 [3.34MB]