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 受賞者氏名:中島謙一
 受賞年月日:平成20年12月12日
 賞の名称:THE GOLD POSTER AWARD (8th International Conference on EcoBalance Executive Committe)
 受賞対象:「Evalution Method of Metal Resources Recyclability based on Thermodynamic analysis for Material Flow and Stock Accounting
~Metallic Element Distribution among the Gas, Slag and Metal in Metallurgical Process~」

 受賞者からひとこと:
 第8回エコバランス国際会議において,最優秀ポスター発表として『Gold Poster Award』を授与されました。受賞の対象となった研究は,金属製錬プロセスにおける元素の回収可能性に関する研究です。具体的には,化学熱力学解析により,各種の金属製錬プロセスにおける元素の分配傾向を整理することで,副産物や使用済み製品等に含まれる元素を回収するためには,「どのプロセスでリサイクルするべきか?」,「何を事前に分離するべきか?」等を把握することが可能となりました。近年,レアメタルを含めた金属のリサイクルにおいて,非鉄金属製錬技術が注目されていますが,全ての元素を回収する万能なプロセスではありません。各技術の特徴を把握した上で,最適なリサイクルシステムを構築していくことが重要であると考えています。今後も材料科学と環境の視点から物質循環システムの環境評価に取り組むと共に,研究推進のためのネットワークの構築を進めていきたいと思っております。


 受賞者氏名:小口正弘, 田崎智宏, 橋本征二
 受賞年月日:平成20年11月20日
 賞の名称:最優秀ポスター賞 (廃棄物学会)
 受賞対象:「製品の使用年数分布の定義,推定方法の整理とデータベース構築」 (第19回廃棄物学会研究発表会)

 受賞者からひとこと:
 本研究は,物質フロー/ストック推計,製品リユースや長期使用などの指標として重要な情報である製品の使用年数(いわゆる寿命)分布について,その定義,分布の種類,推定方法の分類整理を行い,それぞれの特徴を明らかにしたものです。使用年数分布の推定は,国内外で耐久消費財や建築物を中心に様々行われていますが,推定値の定義,分布の種類,推定方法は様々で,その違いがあまり意識されないことも多々あります。また,推定の対象製品や国は限られています。本研究をさらに発展させ,目的に応じた適切な情報選択,今後の情報蓄積に貢献したいと考えています。最後に,共同発表者である村上進亮,醍醐市朗(ともに東京大学)の各氏に謝意を表します。

(小口)