科学技術週間に伴う一般公開「春の環境講座」開催報告

　４月17日（土）に国立環境研究所において科学技術週間に伴う一般公開「春の環境講座」を開催しました。当日は雪が舞う非常に寒い天候にも拘わらず，昨年を上回る618名もの皆様に足をお運びいただきました。スタッフ一同心より御礼申し上げます。

　さて，今回の一般公開は「春の環境講座」のタイトルからもわかるように，研究所で取り組んでいるさまざまな研究分野の中から，家電製品とリサイクル，東京湾の魚介類と環境，地球温暖化などに関する７つのテーマについての講演会を開催いたしました。どの講座も多くの方のご参加がありました。展示コーナーでは，研究者の説明に熱心に耳を傾ける姿が多く見受けられ，環境問題が皆様の身近な関心事項となりつつあることを実感しました。

　また，講座だけでなく，自転車発電や４つのタイプの電動自転車の試乗会，高所作業車による高さ12ｍからコンクリート面や樹木周囲の温度の違いを確かめるなど，体験を通じて環境問題を楽しく理解できる参加型イベントにも多くの皆様にご参加いただきました。所内ミニツアーでは，研究所内を散策しながら普段見ることができない施設をご紹介しました。

　私たちの生活の中には，テレビや新聞，雑誌などから環境問題についてさまざまな情報が発信され，環境について考える機会が非常に多くなってきました。そのような中で，一般公開は国立環境研究所の研究活動を研究者から直接知ることができる良い機会と思っております。今後も私たちの研究活動をよりわかりやすくご理解いただけるよう努力をしてまいります。