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2014年8月29日

国立環境研究所「夏の大公開」開催報告

【行事報告】

一般公開実行委員会事務局

 7月19日(土)、国立環境研究所は「夏の大公開」を開催しました。本イベントは、多くの方々に環境問題・環境についての研究に関心を持っていただくため、毎年開催しているものです。子供から大人まで、多くの方々が環境問題について楽しく理解できるよう工夫を凝らし、参加スタッフ428名、公開施設13施設と、全所をあげて取り組みました。

 時折雨降りの悪天候にもかかわらず、4,144名もの方々に足を運んでいただき、盛況のうちに幕を閉じることができました。特に、開催に当たり環境配慮の観点から、公共交通機関での来所を今年もチラシやポスター、ホームページにおいて呼びかけました。具体的には、(1)TXつくば駅からの無料循環バスの運行(産業技術総合研究所との共同運行)、(2) JRひたち野うしく駅からの無料シャトルバスの運行を昨年度に引き続き行いました。これにより、周辺道路の渋滞緩和とともに、CO2削減ができたと考えております。ご協力ありがとうございました。

 さて、今年の夏の大公開のメインテーマは「さあ漕ぎ出そう、エコ世界への大冒険!」と題し、環境問題や環境研究について一般の方にも分かり易く、さらに身近な課題として興味を持ってもらえるような内容としました。当日は地球温暖化、ゴミ・リサイクル、大気や水の汚染、化学物質による健康影響など、様々な分野の研究者たちが環境問題の「なぜ?」にお答えするとともに、来場者の皆様には、普段はご覧いただけない施設の公開、講演会の開催、展示、体験コーナーなどの多様な企画により、研究所の職員・研究者がどんなことをしているのか、環境問題の科学的、技術的な側面についてご理解いただけたかと思います。

 “どうなってるの地球温暖化、海や山への影響は?異常気象は?温室効果ガスは?”をテーマにした「ココが知りたい生パネル、地球温暖化と国際協力・将来の社会」では、パネルディスカッション方式で参加者と研究者が温暖化に関する数々の疑問について討論しました。また、使用済み小型家電に含まれる金属含有量について学ぶ体験(こでん屋さん)、熱帯林の植物に関する展示、高磁場MRI施設の公開、潜入!実験室ツアーなど興味深い展示や催し物も数多く実施しました。また、「国立環境研究所絵画コンテスト」の応募作品の展示や入選作品の表彰式を行いました。(次の記事を参照)

 研究所としては、「夏の大公開」を環境問題に関心を持っていただくとともに、研究成果を国民の皆様により解りやすくお伝えできる好機と考えております。今後とも、当研究所の研究成果を国民の皆様に普及・還元することに努めてまいりますので、研究活動についてご理解いただきますようお願いいたします。

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