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一般社団法人システム科学研究所 第12回米谷佐佐木賞

  • 受賞者:
    村上大輔(地球環境研究センター)
  • 受賞対象:
    2013年9月から2016年8月に取得した特に優れた学位論文
  • 受賞者からひとこと:
    この度受賞に至った研究は、空間統計学と呼ばれる比較的新しい分野の理論・方法を時空間データ(位置情報や時間情報を持つデータ)の統合的解析に役立つように拡張しようというものです。今日では、市区町村別の社会経済データ、メッシュ別の土地利用データ、超高分解能リモートセンシングデータのように、幅広い時空間データに誰もがアクセス可能となっており、それらを統合的かつ柔軟に解析するための方法論が必要とされております。受賞論文では、そういった時空間データの統合的解析を行うための方法論を、空間統計学の手法をベースに幅広く開発・整理してきました。私がこれまでに環境研で取り組んできた研究の多く(例えば社会経済シナリオの空間詳細化や電力需要の推計など)は今回受賞に至った研究が元になっております。栄誉ある賞が頂けたことを大変うれしく思っております。

第27回日本疫学会学術総会 優秀口演賞

  • 受賞者:
    道川武紘(環境リスク・健康研究センター)
  • 受賞対象:
    出産直前の大気汚染曝露と常位胎盤早期剥離に関するケースクロスオーバー研究、第27回日本疫学会総会、Journal of Epidemiology, 27, (Sup1), 73, 2017
  • 受賞者からひとこと:
    第27回日本疫学会学術総会にて、私が進めております研究テーマ「大気汚染物質の妊婦・胎児・子どもへの影響に関する疫学研究」からの報告を行い、優秀口演賞を頂きました。日本疫学会は、疫学(人の健康とそれに影響を与える要因との関連性を検討して、人集団における健康問題の予防に役立てる学問)を利用した研究を行っている研究者の集まる学会です。現在の疫学の主流は、個人がその要因への曝露を制御できる要因(例えば、喫煙や飲酒などの生活習慣)を扱った研究ですが、私が取り組んでいる環境疫学は、個人ではその要因への曝露を制御することが難しい“環境要因”(私は主に大気汚染)をターゲットにしたマイナーな分野です。そのマイナー分野の研究で、優秀口演賞を頂けたことを非常に嬉しく思っております。人が健康生活を営む上で最適な大気環境の実現を目指して、これからも一つ一つの研究を丁寧に進めて、知見を積み重ねていきたいと考えています。

Exellent Research Award in 4th 3RINCs(Ministry of Petroleum & Natural Gas, Government of India)

  • 受賞者:
    久保田利恵子、石垣智基(資源循環・廃棄物研究センター)
  • 受賞対象:
    Legislation and policy drivers for energy recovery from waste of United Kingdom, 4th 3R International Scientific Conference on Material Cycles and Waste Management, Abstracts, 2017
  • 受賞者からひとこと:
    英国の廃棄物由来固形燃料(RDF)の利用と欧州地域への輸出に関する政策・制度的研究に対して、4th 3R International Scientific Conference on Material Cycles and Waste Management(3rincs)にてExcellent Research Awardを頂きました。欧州連合による再生可能エネルギー利用を推し進めるエネルギー効率政策と、廃棄物の再利用を推し進めるサーキュラーエコノミー政策、並びにそれらを支える英国内の各制度がRDFの利用・輸出を推進的、中立的、後退的かを整理し、その上で、廃棄物削減目標を達成するためにはエネルギー政策との両輪による政策実施が必要であることを論じました。本研究は、環境省、所内外の方々のご協力、ご指導の下、実現したものです。この場をお借りして心より感謝申し上げます。社会経済活動の変化に適応した、より環境に望ましい廃棄物管理を世界各国で推進するため、今後も調査研究に努力して参る所存です。

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