2018年4月27日
編集後記
「オーストリアではGemütlichkeit(ゲミュートリッヒカイト:居心地がよい・親密・暖か・相互信頼等の意)の精神を大切にしているんだ」。15年ほど前にウィーンに滞在した際、現地でお世話になった先生がよく仰っていたことを思い出しました。今のオーストリアも変わらぬ良さを持つと想像しますが、一方では移民・難民問題が大きな政治的関心を呼んでいるようです。今回の特集号を通し、こうした問題も気候変動と無関係ではないと認識するようになりました。知覚できない変化を認識できるように手助けすることは、研究の持つ大きな意義かもしれません。茹でガエルにならないよう(実際には茹でられるとカエルは無事逃げるそうですが)、様々な側面から環境の変化を認識し、アクションを起こしたいものです。
(RT)
目次
- 統合研究の意義
- 世界及びアジアを対象とした持続可能シナリオの開発に関する研究
- 気候変動抑制の鍵は賢明な政策にあり!?(2018年度 37巻1号)
- 持続可能な開発目標への道筋
- 国際応用システム分析研究所での海外研修を通して
- AIM (Asia-Pacific Integrated Model) の開発を通じた人材育成
- 第3回NIES国際フォーラム開催報告:持続可能なアジアの未来に向けて
- 「第37回地方環境研究所と国立環境研究所との協力に関する検討会」報告
- 平成29年度の地方公共団体環境研究機関等と国立環境研究所との共同研究課題について
- 「第33回全国環境研究所交流シンポジウム」報告
- 国立研究開発法人国立環境研究所 公開シンポジウム2018『水から考える環境のこれから』開催のお知らせ
- 新刊紹介
- 表彰
- 木漏れ日便り
- 人事異動
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