ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方
2021年4月30日

新刊紹介

国立環境研究所研究プロジェクト報告 第137号
「大気中の有機粒子の各種毒性に対する発生源別寄与の解明(平成29~令和元年度)」

国立環境研究所研究プロジェクト報告 第137号の表紙

本報告書は、大気中の微小粒子状物質(PM2.5)の毒性に対して、寄与の大きい発生源を推定するための手法の構築を目指して行った研究の成果を取りまとめたものです。本研究によって、PM2.5中の有機物の毒性に対して寄与の大きい発生源は、PM2.5質量に対して寄与の大きい発生源とは大きく異なることが明らかになりました。
https://www.nies.go.jp/kanko/tokubetu/setsumei/sr-137-2020b.html

国立環境研究所研究プロジェクト報告 第138号 「回遊魚を指標とした森里川海のつながりと自然共生(平成29~令和元年度)」

国立環境研究所研究プロジェクト報告 第138号の表紙

 本報告書は、サケの仲間などの回遊魚に焦点を当て、ダムや堰によって分断された河川環境の修復・再生技術を環境 DNA法によって評価しました。さらにこの手法による魚類相推定を北海道全域に展開しました。一方で、絶滅の危機に瀕する希少種イトウの海と川との間の回遊行動を新規的な手法によって解明しました。森里川海のつながりが持つ意味、その自然共生社会における役割の一面を科学的に明らかにし、まとめました。
https://www.nies.go.jp/kanko/tokubetu/setsumei/sr-138-2020b.html

環境儀No. 80「災害環境研究のこれまでとこれから ふくしまで進める地域協働の新展開」

環境儀No. 80の表紙

 2011年3月11日に発生した東日本大震災から10年が過ぎ、福島県では多くの市町村で避難指示の解除が進み、復興・再生に向けた動きが年を追うごとに本格化してきています。一方で、避難指示解除後の住民の方がいまだ 4 万人近くが避難生活を続けるなど、真の復興は道半ばにあります。
 福島県三春町に開設した国立環境研究所 福島支部(現:福島地域協働研究拠点)が地域の自治体や関係者と連携して取り組んできた放射性物質の動態や環境影響の調査、被災地のまちづくり支援などを紹介するほか、地元の自治体のみならず企業や次世代の若者と一緒に考え行動することで真の復興を目指す「地域協働」をキーワードに、ふくしまで進める地域環境研究のこれからについて解説します。
https://www.nies.go.jp/kanko/kankyogi/80/02-03.html

関連新着情報

関連記事

関連研究報告書

表示する記事はありません