- 予算区分
- AE 経常
- 研究課題コード
- 9906AE323
- 開始/終了年度
- 1999~2006年
- キーワード(日本語)
- 水域評価,生物・物理・化学的処理,マイクロコズム,適正水質,バイオ・エコエンジニアリング
- キーワード(英語)
- ESTIMATION OF WATER ENVIRONMENT,BIOLOGICAL-PHYSICAL AND CHEMICAL TREATMENT,MICROCOSM,PROPER WATER QUALITY,BIO-ECO ENGINEERING
研究概要
本研究では、湖沼等における水域の適正水質に関して、生態系の観点から解析するため5系ではなく、生態系における物理的・化学的・生物的要因とそれらの相互作用による物質循環・エネルギーフローの変遷を解析可能なマイクロコズムによる生態系影響評価手法を確立する。これにより、各種農薬等の化学物質の水域における有毒性・残存性等をマイクロコズムにおける構成種の個体群動態を解析し、生態系の観点から自然水域における影響評価を行う。
研究の性格
- 主たるもの:技術開発・評価
- 従たるもの:
全体計画
生活系排水対策システム処理水を水圏生態系の基本骨格を有するマイクロコズムに添加し、構成生物の個体群動態を追跡することで、処理水が生態系に及ぼす影響を評価するとともに、ホールタイプマイクロコズムを用いた水田流出水の自然水域における農薬散布の生態系影響評価を行い(11年度〜12年度)、各種農薬の生態系への影響評価として、除草剤・殺虫剤の生態系への影響濃度の評価解析を行い(13年度〜14年度)、さらにOECD試験法における単一生物種試験における結果との比較解析を行うことにより、生態系への影響評価手法である本手法の影響評価特性の把握を行う(15年度以降)。
今年度の研究概要
生活排水や事業系排水について、バイオ・エコエンジニアリングを活用した各処理システムからの処理水の窒素、リン対策効果を生態系レベルで評価するために、富栄養化マイクロコズムシステムの確立のための有害藻類の導入やマイクロコズム内における藍藻類由来の毒性物質の動態解析のためのモデルシステム構築について検討し、バイオ・エコエンジニアリングの面的整備に基づく流域管理の適正化のための支援化技術の確立を推進する。
備考
旧研究課題コード:9906AE235
課題代表者
稲森 悠平
担当者
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水落 元之
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松重 一夫
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徐 開欽