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有機性廃棄物の資源化技術・システムの開発に関する研究(平成 16年度)
Research on development of recycling technologies for organic wastes

予算区分
AB 政策対応型
研究課題コード
0105AB404
開始/終了年度
2001~2005年
キーワード(日本語)
資源化,有機性廃棄物,高度物質回収,システム開発,システム評価
キーワード(英語)
RESOURCE RECYCLING,ORGANIC WASTES,ADVANCED PRODUCTS RECOVERY,TECHNOLOGY DEVELOPMENT,TECHNOLOGY EVALUATION

研究概要

有機性廃棄物の資源化技術として、乳酸化、炭化など炭素回収技術、並びにアンモニア回収技術を開発するとともに、それらの技術を利用した資源化システムを地域における有機性廃棄物の排出構造やリサイクル製品の需要構造を踏まえて最適化する手法を提案する。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:政策研究

全体計画

有機性廃棄物の地域循環構造やシステムを調査し、有機性廃棄物からの乳酸、水素、メタン、アンモニア回収システム開発のための既存技術情報の収集及びプロセスの設計・製作を行う(13年度)。有機性廃棄物に関する需給事例研究より地域の特性を把握し、既存及び新規資源化要素技術による資源化システム設計とその環境負荷・経済評価を行う。また乳酸・水素・メタン回収及びアンモニア回収プロセスのベンチスケール或いはパイロットスケールの実験を行う(14~16年度)。有機性廃棄物による乳酸・アンモニア回収システムのパイロット事業化を提案する(17年度)。

今年度の研究概要

地域における生活関連及び農業・製造業分野から発生する有機性廃棄物全体について、物質収支、環境及び経済的観点から適正な循環構造やシステムをモデル的に設計し、フィジビリティの評価・検討を行う。また、有機性廃棄物から循環資源である乳酸・水素・メタン及びアンモニアを回収する技術・システムについてベンチスケール或いはプラントスケールでの実証実験を継続し、資源化システム設計の基礎情報を拡充する。さらに、各種資源化製品や嫌気性処理プロセス過程における安全性評価について実験的検討を実施する。

備考

共同研究機関:埼玉県環境科学国際センター
共同研究者(研究機関):岡田光正(広島大学大学院),今岡務(広島工業大学),西嶋渉(広島大学大学院),西村文武(愛媛大学),土手裕(宮崎大学),秋山茂(北里大学),藤原拓(高知大学),西尾治(国立感染症研究所),松井康弘(岡山大学)

課題代表者

井上 雄三

担当者