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藍藻が生産する新規生理活性物質に関する研究(平成 16年度)
Research on the toxic coumpounds isolated from the cyanobacteria

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0105AE252
開始/終了年度
2001~2005年
キーワード(日本語)
微細藻,生理活性物質
キーワード(英語)
TOXIC COMPOUNDS,CYANOBACTERIA

研究概要

アオコの有毒物質による飲料水源及び湖沼の汚染は世界中で問題となっており、WHOからも藍藻の数および肝臓毒ミクロシスチンの濃度について勧告がなされた。ミクロシスチンは藍藻が生産する環状ペプチドで、蛋白質脱リン酸化酵素を阻害し、肝発がんプロモーターであることが知られている。藍藻中にはミクロシスチンだけでなく、様々な種類の生理活性物質が含まれており、それら生理活性物質の生態系への影響や、人への健康影響を調べるためには単離・構造決定することがまず重要である。本研究ではアオコを形成する藍藻中の新規生理活性物質の構造を解析することを目的としている。藍藻中の新規生理活性物質の構造を5年間で5つ程度決定する。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:

全体計画

Planktothrix属の株から新規生理活性物質を単離・構造決定する(13年度)。Microcystis属の株から新規生理活性物質を単離・構造決定する(14年度)。藍藻の株から新規生理活性物質を単離・構造決定する(15 ̄17年度)。

今年度の研究概要

藍藻株を大量培養し、新規生理活性物質を単離・精製する。単離した生理活性物質の構造を機器分析を用いて解析する。

備考

客員研究官:彼谷邦光(東北大学大学院)

課題代表者

佐野 友春

担当者

  • 彼谷 邦光
  • 高木 博夫