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不法投棄廃棄物等に含まれる化学物質の包括的計測手法の開発に関する研究(平成 16年度)
Research on development of a comprehensive analytical method for organic components inrecycling materials and wastes

予算区分
BE 環境-廃棄物処理
研究課題コード
0204BE436
開始/終了年度
2002~2004年
キーワード(日本語)
廃棄物中化学物質,リスク制御,液体クロマトグラフィ質量分析,包括的分析法,簡易分析法
キーワード(英語)
CHEMICALS IN WASTE,RISK CONTROL,LC/MS,COMPREHENSIVE ANALYTICAL METHOD,INSTANT ANALYTICAL METHOD

研究概要

不法投棄等による発生起源、化学組成の不明な廃棄物について、(1) 応急対応策のため短時間に廃棄物に含まれる化学物質の概要を把握するための簡易な計測技術の開発、(2) 最終的処理方法決定や処理後の経過観測等のため、廃棄物の化学物質組成を詳しく分析する精密な計測技術の開発を行い、不法投棄等による廃棄物中の化学物質を総合的に把握する。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:

全体計画

14年度簡易計測技術開発では、応急対策マニュアル、官能基別検出方法の検討・開発を、精密計測技術開発では、モデル化合物によるLC/MS分離・検出及び試料処理の検討を行う。15年度簡易計測技術開発では、応急対策マニュアルの開発、ミニカラム等による簡易分離技術の開発を行う。精密計測技術開発では、廃棄物試料についてLC/MS分析に必要な試料処理技術の開発、GC/MS分析法の調査・検討、高含有量の未知物質の定性分析技術の検討を行う。16年度 簡易計測技術開発では、簡易検出と簡易分離技術を組み合わせた廃棄物中化学物質の迅速な計測技術を開発する。精密計測技術開発では、LC/MSによる分離・検出技術と試料処理技術を組み合わせ廃棄物中化学物質のLC/MS分析技術を開発する。また、GC/MSによる分析の整備、高含有量の未知物質の定性分析方法の開発を行う。

今年度の研究概要

簡易計測技術及び精密計測技術について、開発技術の実試料による評価とともに、継続検討しているオンサイトとラボにおける試料選別・迅速分析法、高含有量の未知物質定性法の開発を進める。応急対策マニュアルの有害性試料採取法への反映等、包括的計測法の構成を検討し利用しやすい手法を開発する。

備考

共同研究機関:神奈川県環境科学センター,大阪府環境情報センター,大阪市立環境科学研究所

課題代表者

鈴木 茂

担当者

  • 安原 昭夫
  • 松永 充史