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大気中有害化学物質に対する遺伝的感受性要因の抽出法の確立(平成 16年度)
Identification methods for genetic susceptibility to atmospheric toxic substances

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
0204CD422
開始/終了年度
2002~2004年
キーワード(日本語)
呼吸器,大気有害物質,遺伝子発現,感受性要因
キーワード(英語)
RESPIRATORY SYSTEM,ATMOSPHERIC TOXIC SUBSTANCE,GENEEXPRESSION,SUSCEPTIBILITY FACTOR

研究概要

大気有害物質、特に微小浮遊粒子状物質に含まれる重金属類や有機化合物に対する感受性を決定づける遺伝子群を抽出することを目的とする。大気有害物質に対する感受性の違いは、加齢や胸部疾患の既往歴によっても修飾され得るが、遺伝要因が大きな役割を果たしているものと推測されている。ここでは、微小粒子状物質の毒性を決定づけていると考えられる、重金属と多環芳香族化合物に焦点を絞り、これらの化合物に対して、生体防御的効果をもつ遺伝子を検索する実験的方法をまず確立し、さらにヒト集団において、目的とする遺伝子に多型が依存するかどうかについて調べることを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:

全体計画

呼吸器系細胞に発現する遺伝子発現の検索と感受性の異なるマウスのF1マウス作製とジェノタイピング。(14年度)量的遺伝子座(QTL)の解析と-塩基多型(SNP)などの検索。(15・16年度)

今年度の研究概要

重金属化合物などに対して高感受性であることが知られているA/Jマウスと、抵抗性であるC57BL/6JマウスとのF1マウスを用いて、感受性要因に関する研究を行う。また、遺伝子発現量の変化の大きいヘムオキシゲナーゼをマーカーとした生体影響指標の確立を行う。

課題代表者

平野 靖史郎

担当者

  • 崔 星