ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

臭素化ダイオキシン等削減対策調査(平成 16年度)
Reduction measures for emission of PBDD/DFs and related compounds

予算区分
BY 環境-委託請負
研究課題コード
0305BY594
開始/終了年度
2003~2005年
キーワード(日本語)
焼却施設,臭素化ダイオキシン,臭素化難燃剤,臭素化ジフェニルエーテル,排出係数
キーワード(英語)
INCINERATION PLANT,PBDD/DFS,PBDES,BROMINATED FLAME RETARDANTS,EMISSION FACTOR

研究概要

「ダイオキシン類対策特別措置法」の附則においては、臭素系ダイオキシン類(PBDD/DFs)に関する調査研究を推進し、その結果に基づき、必要な措置を講ずるとされている。本研究は、PBDD/DFsと関連化合物である臭素化難燃剤(BFRs)について、1)それらの発生、排出に関して既報文献により調査し、最新動向をまとめ、2)物質利用、循環、廃棄に関して各環境媒体への進入インベントリ(発生源インベントリ)に資する排出係数推定のための調査研究を実施し、3)燃焼過程について処理高度化対策の済んだ実機に対する調査を実施し、対策前のデータと比較により低減技術の妥当性、今後の技術開発必要性について検討を加えるものである。これらにより、PBDD/DFs、BFRsに対する適正な対策方案を総合的に検討する。

全体計画

15年度 有機臭素系化合物に関する研究の最新動向を調査する。排出係数推定のため、廃製品試料を採取する。ダイオキシン対策実施状況をアンケート調査により把握し、選定した2施設で実機調査を行う。
16年度 難燃製品からの排出係数測定のための実験を行う。焼却施設での実機調査を追加実施する。また、リサイクル・非焼却系廃棄物処理プロセスでの調査施設選定を行う。
17年度 推定した排出係数や用途別出荷量を用いて、有機臭素系化合物の発生源インベントリを推定する。また、リサイクル・非焼却系廃棄物処理プロセスでの実機調査を行う。実機調査の結果を踏まえ、廃棄物処理過程での削減対策を検討する。

今年度の研究概要

今年度の研究概要については、
1)前年度選定した試料および防炎製品を対象としてPBDE等の排出係数推定のための実験を行う。
2)廃棄物焼却施設での実機調査を追加実施するとともに、リサイクル・非焼却系廃棄物処理プロセスにおける調査を新規に実施し、集塵や吸着等の低減技術の有効性を検証し、技術開発の必要な点について抽出を行う。

課題代表者

酒井 伸一

担当者

  • 滝上 英孝
  • 平井 康宏