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最終処分場安定化実態調査(平成 16年度)
Monitoring technique for waste landfill stabilization

予算区分
BY 環境-委託請負
研究課題コード
0404BY757
開始/終了年度
2004~2004年
キーワード(日本語)
最終処分場, 安定化, モニタリング, ボーリングコア, 非破壊探査
キーワード(英語)
WASTE LANDFILL, STABILIZATION, MONITORING, BORING CORE, UNDESTRUCTIVE SURVEY

研究概要

廃棄物の最終処分場の跡地利用がなされた場合、利用方法によっては環境保全上の問題が生じるおそれがある。最終処分場における適正かつ円滑な廃止を促すために、最終処分場に設置された観測井戸を利用したモニタリングを継続し、観測井戸より得られる内部保有水水質、発生ガス量・組成ならびに温度等と、維持管理上得られる浸出水水質やガス抜き管発生ガス量と組成等と比較し、観測井戸を安定化監視の手法として位置づける作業を進める。また、安定化の進行を大きく左右する内部保有水やその性状の空間的な分布を、電磁気学的手法により地表面から非破壊で観測する技術の開発を進め、埋立廃棄物の種類と年代、処分場構造との関連性を位置づける。

研究の性格

  • 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

今年度の研究概要

観測井における圧力センサー、温度センサーならびに雨量計のロガーデータの取得、処分場外の土壌における地温、保有水水位と水質、発生ガス組成と発生量の測定を実施する。深さ方向に2地点以上の覆土温度の測定と水分探査を行い、観測データに水文学的パラメーターを加え、両者のパラメーターを組み合わせることで、ガス濃度や温度の変化と気象や気候との関係を検証する。また、最終処分場において電磁気学的な非接触非破壊探査を実施し、その内部保有水や電気電導度等の空間分布を測定する手法としての有効性を検証する。

備考

共同研究機関:埼玉県環境科学国際センター,神戸市環境局

課題代表者

山田 正人

  • 資源循環領域
    廃棄物処理処分技術研究室
  • 室長(研究)
  • 京都大学博士(工学)
  • 工学,生物工学,化学工学
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担当者