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新規質量分析法を用いた揮発性・半揮発性有機化合物の実時間測定手法の開発(平成 16年度)
Development of a novel mass spectrometric technique for real time detection of volatile and semi-volatile organic compounds in air

予算区分
BD 環境-環境技術
研究課題コード
0405BD464
開始/終了年度
2004~2005年
キーワード(日本語)
揮発性有機化合物,質量分析法,実時間測定
キーワード(英語)
VOLATILE ORGANIC COMPOUNDS,MASS SPECTROMETRY,REAL TIME MEASUREMENT

研究概要

都市周辺域におけるオゾンや浮遊粒子状物質の抑制には、各VOCの反応性を考慮することが非常に重要となるが、従来の測定手法では数時間程度の平均濃度でしか定量化できず、実大気中における短時間の濃度変動は観測できなかった。本研究では、大気中における揮発性・半揮発性有機化合物を実時間で多成分測定しうる質量分析計の開発を目的とし、数分の時間分解能で30種類程度のVOCを測定可能な装置性能を目標とする。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:

全体計画

イオン−分子反応に基づく化学イオン化の一種である陽子移動反応イオン化と、多成分を高速に測定可能な飛行時間型質量分析法を組み合わせた揮発性・半揮発性有機化合物のオンライン測定装置を開発する。

今年度の研究概要

飛行時間型質量分析計によるイオン検出装置を設計・製作する。狭小パルス電圧の高繰り返し印加と高速のデータ取得によって高感度化を目指す。また、水蒸気などの放電を用いた陽子移動反応によるイオン源を設計・製作する。有機化合物に対する感度および選択性などを調べ最適な試薬イオンを決定する。

備考

共同研究者:北海道大学
廣川淳

課題代表者

谷本 浩志

  • 地球システム領域
  • 副領域長
  • 博士(理学)
  • 化学,物理学,地学
portrait

担当者

  • portrait
    猪俣 敏地球システム領域
  • 定永 靖宗