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埋立層内ガスに着目した海面埋立最終処分場の安定化メカニズムに関する研究(平成 16年度)
Evaluation of bio-stabilization mechanism based on landfill gas quality for offshore landfill sites

予算区分
MA 委託請負
研究課題コード
0405MA394
開始/終了年度
2004~2005年
キーワード(日本語)
最終処分場,廃棄物,適地選定,環境影響,安定化促進,海面処分場,処分場ガス
キーワード(英語)
LANDFILL,SOLID WASTE,SITE SELECTION,ENVIRONMENTAL IMPACT,STABILIZATION ENHANCEMENT,OFF-SHORE LANDFILL,LANDFILL GAS

研究概要

海面埋立処分場は広域廃棄物処理において重要な位置を占めており,そのリスク管理が社会的に求められている。埋立廃棄物を早期に安定化させ,廃止へと導くことは,維持管理コストのみならずリスクの削減をも果たすことが可能となる。海面埋立処分場では,埋立廃棄物層を嫌気性雰囲気から好気性に変遷させ,安定化を促進させる一つの手法として排水暗渠の敷設が挙げられる。本研究は,安定化促進とリスク削減方策として国立環境研究所が提案した排水暗渠が敷設された実際の海面埋立処分場における安定化の挙動を,埋立廃棄物層内のガス質,温度,微生物叢の変化によって評価し,そのメカニズムを解明することが目的である。

全体計画

安定化促進のため,排水暗渠が敷設された海面埋立処分場において長期的モニタリング施設を設置し,処分場ガス,温度,微生物叢の測定を行う。内水ポンドの水質やモニタリング井戸のガス質の変化との関連を評価し,安定化診断のためのモニタリング手法と同時に,安定化のメカニズムについて検討を行う。

今年度の研究概要

長期モニタリング施設の設計を行い,電源のない最終覆土上部において測定可能な装置を考案し,海面埋立処分場に設置する。自動計測されたガス質と,サンプリングによる室内分析結果を比較し,モニタリング施設の評価を行う。深度方向のガス質,温度,微生物叢のプロファイルを作成し,安定化機構解明への検討を行う。

備考

当課題は重点研究分野?.2.(2)にも関連

課題代表者

井上 雄三

担当者