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南北両半球におけるVOC(揮発性有機化合物)のベースラインモニタリング(平成 17年度)
Background monitoring of VOCs in the atmosphere

予算区分
AF 奨励
研究課題コード
0105AF045
開始/終了年度
2001~2005年
キーワード(日本語)
VOC, バックグラウンド, 有機ハロゲン化合物, 有機硫黄化合物
キーワード(英語)
VOC, BACKGROUND, HALOGEN-COMPOUNDS, SULFUR-COMPOUNDS

研究概要

南北両半球の代表的バックグラウンドステーションであるアラートとケープ・グリムにおいて自然起源および人為起源VOCの定期観測を行い、それらの季節変動・長期トレンドを把握する。これによって各VOC濃度の今後の変動予測を可能にすると共に、自然起源VOCの発生源と発生量解析のための基礎データとする。

研究の性格

  • 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

アラート、ケープ・グリムにおいて塩化メチルほか20種のVOCモニタリングを実施する。低濃度VOCのキャリブレーションシステムを確立する。自然生態系の変動が大気中VOC濃度にもたらす影響を解析する VOCについて半球規模のトレンドを解析する。特定のVOCについて濃度変動の将来予測とその影響を評価する。

今年度の研究概要

1)アラート(北極)、ケープグリム、波照間島、落石岬、北西太平洋、八方岳、相模湾上空における大気中VOCの定期観測を継続する。
2)主に自然起源である塩化メチル、臭化メチル、ヨウ化メチル、ブロモホルム、ジブロモメタン、クロロホルム、硫化カルボニル、ジメチルスルフィドについて、これまでに集積したデータを基に、発生源と発生量に関する総合的解析を行う。
3)HFC類、HCFC類の蓄積状況から排出量の変動を解析する。

備考

共同研究機関:カナダ・Meteorological Service of Canada,オーストラリア・CSIRO,(独)宇宙航空研究開発機構,長野県衛生公害研究所

課題代表者

横内 陽子