- 予算区分
- AH 地環研
- 研究課題コード
- 0205AH753
- 開始/終了年度
- 2002~2005年
- キーワード(日本語)
- 生態特性, 絶滅危惧種, ハマボウ, ハンノキ, 保全対策, レッドデータブック
- キーワード(英語)
- ECOLOGICAL CHARACTERISTICS, ENDANGERED SPECIES, ALNUS JAPONICA, HIBISCUS HAMABO, CONSERVATION COUNTERMEADURES, RED DATA BOOK (RDB)
研究概要
北部九州には、低地湿生林として、低湿地にハンノキ群落、河口・海岸域にハマボウ群落が点在しているが、現在、開発や護岸などの人為的要因により減少しつつある。群落の優占種であるハンノキやハマボウは、平成13年発行の福岡県版レッドデータブック(RDB)で、各々、絶滅危惧?B類、絶滅危惧?類に評価されており、早急な保全対策が望まれている。そこで、本研究では、北部九州におけるハンノキ群落、ハマボウ群落の分布と生態を明らかにするとともに、ハンノキ、ハマボウの生育特性や繁殖特性を把握し、その保全手法について検討・提言する。
研究の性格
- 主たるもの:応用科学研究
- 従たるもの:
全体計画
北部九州におけるハンノキ群落とハマボウ群落の分布調査(14〜16年度)。ハンノキ群落とハマボウ群落の生態調査(15〜17年度)。ハンノキとハマボウの生育・繁殖特性(16〜17年度)。ハンノキ群落とハマボウ群落の保全手法の検討・提案(17年度)。
今年度の研究概要
北部九州のハンノキ群落・ハマボウ群落内に設定した調査区において、引き続き、群落構造、結実状況、実生更新状況等を調査し、これらの植物種の野外での生育特性・繁殖特性を把握する。また、種々の環境条件下で発芽実験を行い、実生更新が可能な環境条件等について検討する。これらの結果をもとに、ハンノキ群落とハマボウ群落の保全手法を提案する。
備考
共同研究機関:福岡県保健環境研究所(須田隆一)