- 予算区分
- CD 文科-科研費
- 研究課題コード
- 0406CD496
- 開始/終了年度
- 2004~2006年
- キーワード(日本語)
- ダイオキシン, 数理モデル, リスク評価
- キーワード(英語)
- DIOXIN, MATHEMATICAL MODEL, RISK ANALYSIS
研究概要
本研究の目的は,数理モデルと動物実験を併用して,ダイオキシンの人への健康影響を定量的に評価することである。本研究では,ラットを用いたダイオキシンの毒性実験データを人の健康リスク評価に活用するため,数理モデルを併用した具体的な方法論の提示を行う。対象とするダイオキシンの影響として,発がんのプロモーター作用に着目する。
研究の性格
- 主たるもの:技術開発・評価
- 従たるもの:政策研究
全体計画
2004年:ラットの発がんプロモータ作用を定量化するための実験を行う。また数理モデルのパラメータを得るために,ラットにダイオキシンの投与実験を行う。
2005年:リスク評価に必要な数理モデル,特にダイオキシン体内動態モデルのパラメーター整備を行う。
2006年:ラットの実験データを数理モデルを使って解析し,人のリスク評価を行う。
今年度の研究概要
ダイオキシン3種(2378-TCDD, 12378-PeCDDD, 23478-PeCDF)の相対毒性(relative potency, REP)の数値化を行う。前年度行った肝臓腫瘍プロモーション作用の実験データを元に,ラット肝臓における3種のダイオキシンの相対毒性を計算する。また,3種のダイオキシンのラット体内での動態を予測するモデルを構築し,そのパラメータ整備を行う。