- 予算区分
- BY 環境-委託請負
- 研究課題コード
- 0408BY387
- 開始/終了年度
- 2004~2008年
- キーワード(日本語)
- 微生物, 細胞, 機能, マイクロリアクター, マイクロセンサー
- キーワード(英語)
- MICROBE, CELL, FUNCTION, MICROREACTOR, MICROSENSOR
研究概要
微生物の多様な機能(有害物質分解等)を環境浄化に活用することを目的とし、微生物細胞を操作、培養、維持可能なマイクロリアクターや、細胞の呼吸活性や基質利用特性などを測定するマイクロセンサー等を同一チップ上に集積し、マイクロデバイス化した細胞機能解析システムを開発することで、これまで困難であった微生物の迅速・並列・網羅的な機能解析が可能な革新的な技術を確立することを目標とする。
研究の性格
- 主たるもの:技術開発・評価
- 従たるもの:応用科学研究
全体計画
水環境問題に関わるシアノバクテリアや浄化のための微小動物等を対象とし、細胞や個体の活性・機能を迅速に測定するマイクロデバイスシステムの開発を狙いとして、マイクロセンサーや、単一細胞操作の基礎となる各種要素技術の研究開発を行う(16年度〜17年度)。環境修復に有用なバクテリア等の迅速特性解析のためのマイクロ流路、マイクロセルソータ等の要素技術に加え、マイクロ電気化学センサーや光センサー等の高感度センシング手法の確立とシステム化技術の研究開発を行い(18年度〜)、マイクロデバイス化した細胞機能解析システムを試作に加え、実際に環境微生物を対象とした微生物機能の解析・評価を行う(20年度)。
今年度の研究概要
微生物としてシアノバクテリアと微小動物を対象とし、細胞活性や機能を迅速測定するマイクロ電気化学測定システムや単一細胞操作のための誘電泳動技術等をシステム化したマイクロデバイスを試作した上で、実際の富栄養化湖沼から採取した有毒シアノバクテリアや排水処理システムから採取されたと微小動物の特性解析評価試験を実施し、開発されたシステムの有用性を評価する。
備考
共同研究者:末永智一, 珠玖仁(東北大学大学院環境科学研究科), 川端善一郎(総合地球環境学研究所)
課題代表者
板山 朋聡
担当者
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稲森 悠平
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久米 博