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化学物質曝露による次世代影響の予測システムの開発のための基礎的研究(平成 17年度)
Fundamental studies on development of the system for predictive effects of chemicals on developments

予算区分
AF 奨励
研究課題コード
0505AF913
開始/終了年度
2005~2005年
キーワード(日本語)
遺伝子ネットワーク, イメージング, ES細胞
キーワード(英語)
gene network, imaging, ES cell

研究概要

マウス胚性幹細胞の分化能に焦点を当て、化学物質の曝露に伴う形態変化を測定し、同時に遺伝子発現を計測してモチーフや生物機能情報などの多元的な情報から、分子間相互作用ネットワークや受容体クロストークの推定を行う。これらの解析により、未知物質や複合物質群の曝露による生物応答(生体影響)を予測する。そのうち、今回の奨励研究提案では、マウス胚性幹細胞の形態計測とそのイメージングの蓄積、イメージングの解析のためのアルゴリズムの開発を行う。将来の目標としては、遺伝子発現を計測してモチーフや生物機能情報などの多元的な情報から、分子間相互作用ネットワークや受容体クロストークの推定を行う。これらの解析により、未知物質や複合物質群の曝露による生物応答(生体影響)の予測を試みる。更に霊長類のES細胞で同様な実験を行い、最終的には、疫学データとの関連付けを行ってヒトの次世代影響などの予測を試みる。"

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

1)GFPコンストラクト導入マウスES細胞の培養条件の確立分化、増殖マーカーの発現を免疫組織学的に測定し、分化と自律増殖の実験条件を確立する。2)イメージングデータの蓄積および解析
GFPの蛍光シグナルをデジタル画像で蓄積し、形態変化に関する種々の数値のサンプリングとアルゴリズムの開発

3)遺伝子発現ポイントの検討と遺伝子発現ネットワークプロファイリング マウスES細胞の分化に影響を及ぼすことが知られている条件の下、時間経過を追って遺伝子発現情報取得のために培養細胞の経時的なサンプリングとRNA遺伝子発現の測定。

今年度の研究概要

マウスES細胞の培養条件の確立分化、増殖マーカーの発現を免疫組織学的に測定し、分化と自律増殖の実験条件を確立する。

課題代表者

曽根 秀子

担当者

  • 豊柴 博義