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ゲノム情報を利用した環境化学物質の影響評価法の開発に関する研究(平成 18年度)
Application of genome informatics to risk assessment of environmental chemicals for human health

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0507AE771
開始/終了年度
2005~2007年
キーワード(日本語)
トキシコゲノミクス,リスク評価,健康影響,化学物質
キーワード(英語)
GENOME INFORMATICS, RISK ASSESSMENT, HEALTH EFFECTS, CHEMICALS

研究概要

マイクロアレイで得られた遺伝子や蛋白質発現情報を生物学的特徴の指標として細胞周期などの影響指標に着目し、Bayesian理論に基づくアルゴリズムを用いて数理工学的に解析し、化学物質曝露量及び時間変化による分子間ネットワークの特徴づけを試みる。これらの解析により、環境化学物質によるストレスが細胞内応答にどのように伝達されるかを理解し、メカニズム機構の特徴づけから化学物質の毒性予測、リスク評価への応用に結び付ける。本研究における手法が確立できれば、非常に多種類存在する内分泌かく乱物質の整理とリスク評価に役立てることができる。また、異なる動物種、細胞種を用いることにより、動物種差、臓器差の特徴を調べることができる。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

遺伝子ネットワーク構築のため、公開されているマイクアレイデータの収集と本研究に用いるデータの選択、化学物質の選択、あるいは生物事象(細胞周期、加齢、分化)による選択によって対象を絞り込み、選択されたデータをもとに特定遺伝子群のネットワー構築を行う。さらに、統計手法を応用したアルゴリズムを用いて、構築した遺伝子ネットワークの定量的検証を行う。さらに、必要に応じて遺伝子ネットワークの生物学的検証を行う。

今年度の研究概要

遺伝子ネットワーク構築のため、公開されているマイクアレイデータの収集と本研究に用いるデータの選択、化学物質の選択、あるいは生物事象(細胞周期、加齢、分化)による選択による対象の絞り込みを行う。

備考

H17までは経常研究で実施

関連する研究課題
  • 0 : 環境リスク研究センターにおける研究活動

課題代表者

曽根 秀子

担当者

  • 豊柴 博義