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森林・草地・湖沼生態系に共通した環境監視システムと高度データベースの構築(平成 19年度)
Construction of the environment-monitoring system and the advanced database for various ecosystems

予算区分
BD 環境-環境技術
研究課題コード
0708BD437
開始/終了年度
2007~2008年
キーワード(日本語)
環境監視システム,長期生態系観察
キーワード(英語)
ENVIRONMENT-MONITORING SYSTEM, JaLTER

研究概要

個別の生態系での環境応答に関するモニタリングやそのデータベース化は様々なものが試みられてきているが、共通のプラットフォームの整備は特に立ち後れている。森林、草地、湖沼など全く異なった生態系で共通した景観スケールでの観測とそれを視覚的な形で提供できるデータベース開発を行うことが不可欠である。本研究開発をおこなうことで、各生態系に共通した劣化現象と、ある生態系に特有の危機的崩壊を明確に区別することが可能となり、将来的に欧米並の環境政策を立てるためのモデルケースを確立する。

研究の性格

  • 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

これまで各生態系サイトで蓄積されたモニタリングデータを整理統合するとともに、共通した観測手法・項目を設定し、生態系モニタリングを行う体制を確立する。またこれによって得られたデータをもとに、異なる生態系に共通した統合データベースを構築し、GISによる視覚的情報提供をおこなう。

今年度の研究概要

森林生態系を中心としてグランドツルースとリモートセンシングのマッチングを行う。森林の中に設けられた観測用クレーンによって樹冠部にアクセスすることで、林冠部の構造や活性を計測し同時計測する分光情報との比較により、グランドツルースとリモセンデータを整合させる。次に、林内に設定された永久調査区データと衛星データを組み合わせ、広域観測の高精度化を行う。これら樹木データと永久調査区を中心にこれまで蓄積された生物多様性データ、土壌栄養塩など環境情報を組み込んだGISを構築する。

備考

課題代表者:日浦勉(北海道大学教授)

関連する研究課題
  • 0 : 地球環境研究センターにおける研究活動

課題代表者

小熊 宏之

  • 生物多様性領域
    生物多様性保全計画研究室
  • 室長(研究)
  • 工学
  • 農学
portrait

担当者

  • 中路 達郎