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脳の性差発現機構の解明(平成 20年度)
Study on the molecular mechanisms for brain sexual differentiation

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
0708CD306
開始/終了年度
2007~2008年
キーワード(日本語)
性分化,性的二型核
キーワード(英語)
SEXUAL DIFFERENTIATION, SEXUALLY DIMORPHIC NUCLEUS

研究概要

ほ乳類の脳は発達期の性ステロイドホルモン作用の有無により性分化の方向性が決定される。性分化した脳内には神経核の大きさやニューロン数など形態学的な性差が生じた性的二型核と呼ばれる領域が存在している。しかしながら、性的二型核形成に関する分子機構および性ステロイドホルモンの作用機序は未解明である。本研究では、脳の性分化の基盤となる分子機構を明らかにすることを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

プロテオミクスによって、性的二型核の形成に関連する分子群を網羅的に解析する。その後、検索・同定された性差形成関連分子の遺伝子およびタンパク質レベルの脳内発現を詳細に解析する。

今年度の研究概要

前年度研究において同定されたタンパク質分子に着目し、本年度は、新生仔ラットのAVPVおよびSDN-POAにおける分子発現とその性差および細胞局在等に関する詳細な解析をすすめる。

備考

所外共同研究:研究代表者 金子律子(東洋大学)、研究分担者 塚原伸治(国環研)、小川園子(筑波大学)

課題代表者

塚原 伸治