- 予算区分
- BD 環境-環境技術
- 研究課題コード
- 0809BD001
- 開始/終了年度
- 2008~2009年
- キーワード(日本語)
- 神経毒性,ニューロン,グリア,ライブセルイメージング
- キーワード(英語)
- NEUROTOXICITY, NEURON, GLIA, LIVE CELL IMAGING
研究概要
化学物質の脳神経系への影響はたとえ軽度であってもQOL低下に繋がる恐れがあり、神経毒性に関する評価は重要である。しかし、化学物質が膨大に存在する中でより多くの物質を評価するためには、作業効率が良く且つ信頼性の高い神経毒性試験法の構築が急務である。本研究では、神経毒性に関する評価作業の効率化を図るべく、新たな神経毒性試験法の開発をおこなう。
研究の性格
- 主たるもの:技術開発・評価
- 従たるもの:基礎科学研究
全体計画
ライブセルイメージングの先端技術を活用して、神経系モデル細胞に対する毒性を定量・数値化する新たな神経毒性試験法を開発する。また、開発試験法の適正と精度を明らかにするため、実験動物を用いた化学物質の曝露試験をすすめて、神経系モデル細胞を用いた開発試験法による解析結果と実験動物での解析結果とを比較検討する。
今年度の研究概要
PC12-SCAT細胞を用いての化学物質の神経毒性を適正に評価するために、データの信頼性と精度を確認し、有益性を実証するため、化学物質の曝露量と細胞に対する影響との量ー反応関係を明らかにする。開発した培養細胞を用いた神経毒性試験法による解析結果が、個体レベルにおいてどこまで当てはめることができるかを、動物を用いた曝露実験での脳内の神経細胞への影響と比較して、開発試験法の適正と精度を検証する。
備考
本研究は,環境技術開発等推進費によるもので,研究代表者は埼玉大学の塚原伸治氏であり,本研究には研究分担者として参加する。
- 関連する研究課題
- 20977 : 重点3ー中核2感受性要因に注目した化学物質の健康影響評価
- 0 : 環境リスク研究センターにおける研究活動