- 予算区分
- AE 経常
- 研究課題コード
- 0710AE378
- 開始/終了年度
- 2007~2010年
- キーワード(日本語)
- 藻場,根圏,酸化還元電位,底質,地下器官
- キーワード(英語)
- SEAGRASS BEDS, RHYZOSPHERE, EH, SEDIMENTS, UNDERGROUND PARTS
研究概要
現在、干潟の至る所で見られていた海草藻場が、環境要因の変化や開発による埋め立てによって衰退、消失している。衰退の重要な要因であり、海草の生育に不可欠な底質環境に関する研究はこれまで少なく、生理生態的知見は十分ではない。またそれに伴い、各地で行われているアマモ場再生では定着できなかった事例が多く、アマモ場の維持が困難となっている。そこで本研究では、海草が海洋植物のなかで唯一地下器官を有する形態的特徴から根圏環境に注目し、潮間帯における海草藻場の根圏環境の特徴を明らかにすることを目的とする。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備
全体計画
所内大型施設および現場において、光、塩分、波浪、底質の物理化学性等生育環境とアマモ類の生理生態的な特徴を評価する。とくに根圏の酸化還元状態と分解活性がアマモ場の個体群維持機構に及ぼす影響を評価することに重点を置く。
今年度の研究概要
海草コアマモについて、各地でみられる異なった形態や生活史の要因を探索する。
備考
本研究は地環研C型共同研究「浅海域における干潟・藻場の生態系機能に関する研究」とも関連する。
- 関連する研究課題
- 0 : その他の研究活動
課題代表者
矢部 徹
- 生物多様性領域
生態系機能評価研究室 - 主任研究員
- 博士(理学)
- 生物学