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関東地域における市街地土壌の有害金属汚染に関する研究(平成 22年度)
Pollution of urban soil with atmospheric deposited metals in Kanto area.

予算区分
AE 経常
研究課題コード
1010AE003
開始/終了年度
2010~2010年
キーワード(日本語)
都市土壌,大気降下物,アンチモン
キーワード(英語)
urban soil, atmospheric deposition, antimony

研究概要

関東地域などの市街地土壌には、大気降下物に由来する有害金属類が慢性的に負荷されている。有害金属類が土壌表層に高濃度に蓄積すると、土壌生態系やヒトの健康に悪影響を及ぼす危険性がある。このリスクを評価するためには、まず、市街地土壌で高濃度に蓄積している有害金属類を特定し、それらの土壌中現存量を把握することが必要である。本研究の目的は、茨城県を中心とした関東地域の市街地土壌を対象として、大気降下物による市街地土壌の有害金属汚染の現状を把握することである。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備

全体計画

茨城県を中心とした関東地域の市街地において土壌コアを採取する。土壌試料を高圧ボンベ法で酸分解し、ICP-AESやICP-MSを用いて、Pb, Sbなど有害金属類の土壌中含有量を層位別に調べる。得られたデータから、下層土壌における自然賦存量と表層土壌における現存量を把握する。Enrichment Factorを用いて、土壌表層に高濃度に濃縮されている汚染元素を特定する。また、各汚染元素の表層蓄積量を求め、その地域による違いについて原因を考察する。

今年度の研究概要

茨城県を中心とした関東地域の市街地において土壌コアを採取する。土壌試料を高圧ボンベ法で酸分解し、ICP-AESやICP-MSを用いて、Pb, Sbなど有害金属類の土壌中含有量を層位別に調べる。得られたデータから、下層土壌における自然賦存量と表層土壌における現存量を把握する。Enrichment Factorを用いて、土壌表層に高濃度に濃縮されている汚染元素を特定する。また、各汚染元素の表層蓄積量を求め、その地域による違いについて原因を考察する。

関連する研究課題
  • 0 : その他の研究活動

課題代表者

林 誠二

  • 福島地域協働研究拠点
  • 研究グループ長
  • 博士(工学)
  • 土木工学,林学
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担当者