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産業排水処理技術の最適化に関する研究(平成 22年度)
Optimization of industrial wastewater treatment technology

予算区分
AE 経常
研究課題コード
1010AE008
開始/終了年度
2010~2010年
キーワード(日本語)
メタン発酵,排水処理
キーワード(英語)
Methane fermentation, wastewater treatment

研究概要

有機性産業排水の処理においては、処理効率の向上や処理エネルギーの低減が求められている。特に、量的に多く排出される低濃度排水へのメタン発酵処理の適用はなされておらず、基礎技術開発と共に応用的な研究が必要である。本研究では、所内特別研究で開発を行ってきた低濃度排水のメタン発酵処理技術をより実用的な技術にしていくための実排水への適用性評価を民間企業との連携により行う。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

低濃度産業排水のメタン発酵処理法の実現化をめざし、低濃度排水対応型のメタン発酵処理法の性能評価をラボ実験やパイロット試験機により行う。排水処理性能の評価や保持汚泥性状の解析結果をもとに、処理システムの最適化を図ると共に、ランニングコストや省・創エネルギー効果等の試算を行う。

今年度の研究概要

低濃度産業排水の無加温メタン発酵処理試験を実施し、その排水処理性能と保持汚泥性状の評価を行う。また低濃度実産業排水のメタン発酵処理において、微生物の活性維持を図るための無機栄養塩添加試験を行い、その効果の検証を排水処理性能と保持汚泥のメタン生成活性の評価により行う。

備考

(民間企業との共同研究)

関連する研究課題
  • 0 : その他の研究活動

課題代表者

珠坪 一晃

  • 地域環境保全領域
  • 副領域長
  • 博士(工学) エネルギー・環境工学
  • 工学,土木工学,生物学
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