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地球温暖化に対するサンゴ礁の応答(平成 23年度)
Coral reef response to global warming

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
0812CD009
開始/終了年度
2008~2012年
キーワード(日本語)
地球温暖化,造礁サンゴ群集,モニタリング
キーワード(英語)
global warming, hermatypic coral communities, monitoring

研究概要

サンゴ礁は、温暖化による白化、CO2濃度上昇に伴う酸性化による石灰化抑制、海面上昇による水没と、地球温暖化シナリオの全要因によって重大な影響を受ける。各要因に対するサンゴ礁の応答は単純ではなく、しかも相互に関係し合っている。さらに、こうしたストレスにサンゴ礁が適応する可能性も示唆されている。本研究目的は、すでに現れた温暖化、酸性化、海面上昇の影響を、サンゴ群集やサンゴ礁生態系スケールで検出し、温暖化に対するサンゴ礁応答を評価することである。そのために、現在および過去の環境要因の変化に対する群集変化を野外において明らかにするとともに、飼育実験によって応答過程を明らかにして、地球温暖化の様々なシナリオに対するサンゴ礁の非線形応答を評価・予測する。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備

全体計画

琉球列島石垣島の造礁サンゴが、近年の地球温暖化に伴う白化や台風などの大規模撹乱に対して種もしくは群集レベルでどのように応答しているのかを、石垣島白保の定測線・方形枠における群集変化調査を通じて数年〜数十年スケールで明らかにする。

今年度の研究概要

昨年度に引き続き、永久方形枠内でのサンゴ群集の定量調査を行う。

関連する研究課題
  • 0 : 生物・生態系環境研究分野における研究課題

課題代表者

杉原 薫