- 予算区分
- AQ センター調査研究
- 研究課題コード
- 1115AQ027
- 開始/終了年度
- 2011~2015年
- キーワード(日本語)
- 高磁場MRI,脳,イメージング,代謝,生体鉄
- キーワード(英語)
- high field MRI, brain, imaging, metabolism, ferritin iron
研究概要
ヒトの健康影響評価手法として、無侵襲で生体の解剖学的構造や、代謝、機能発現を計測することが可能な高磁場MRI法の測定・解析手法の提案、開発と高度化することを目的とする。開発した方法を用いて、ヒトの健康影響指標の探索およびモニタリングや、実験動物の環境負荷に対する応答の解析への応用をはかる。
研究の性格
- 主たるもの:技術開発・評価
- 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備
全体計画
高磁場MRIを用いてヒトや実験動物より高感度で信号検出を行うために測定対象に最適化した計測法の提案、開発を行う。ヒト脳の形態画像による解剖学的構造、磁気共鳴物理量計測による生体鉄濃度分布、スペクトロスコピーによる代謝物情報に関する計測法や解析手法についての研究を進める。これらの手法を用いて、ヒトの体内構造情報、生体鉄情報、代謝情報などの集積をはかり、疾患への適用を行う。
今年度の研究概要
ヒト全脳計測法を開発を進め、3D T1分布計測の開発、3D T2分布計測の高度化を行う。高周波磁場(B1)不均一補正に関しては、3D全脳のB1分布計測を開発する。これと並行して、ヒト脳の形態情報、生体鉄情報などの集積と解析を行う。
備考
科研費研究課題「MRI横緩和速度を用いる生体鉄とヒト神経変性疾患に関する研究」、科研費研究課題「高磁場MRIにおけるヒト全脳3D画像の不均一補正法の開発」と併せて研究を推進
- 関連する研究課題
課題代表者
渡邉 英宏
- 企画部
- フェロー
- 工学博士(物理工学)
- 物理学,工学,医学