- 予算区分
- BY 環境-委託請負
- 研究課題コード
- 1212BY014
- 開始/終了年度
- 2012~2012年
- キーワード(日本語)
- GOSAT,MRV
- キーワード(英語)
- GOSAT, MRV
研究概要
REDD+の実施による効果を評価するため、REDD+をめぐる国際的動向、途上国等の利用者のニーズ、地球環境観測における国際的動向、各種観測技術の国際的水準と開発動向、関連モデル開発の国際的動向及び、REDD+の実施効果評価への貢献が期待される温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)後継機の開発方針と整合性を確保しつつ、途上国の森林を中心に、国レベルや州・県(province)レベルでの森林の年間フラックス及びその変化(森林における二酸化炭素吸排出量及びその変化)を精度良く観測できる人工衛星と地上系による観測システムを開発し、衛星観測、衛星データの解析のための関連モデル、地上観測、陸域生態系モデル・大気輸送モデルからなる観測システムのプロトタイプの開発を行うことを事業終了時(平成27年度予定)の成果目標としている。
研究の性格
- 主たるもの:技術開発・評価
- 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備
全体計画
[1] 森林における二酸化炭素吸排出量及びその変化の評価に必要な観測精度を確保するために観測システムに必要とされる技術水準の設定
[2] [1]の技術水準を確保するための観測システムを構成する要素の技術開発
[3] 要素技術を組み合わせた観測システムのプロトタイプの開発とそのモデルサイトにおける実証
などを行う
今年度の研究概要
(1)GOSAT 観測データ処理過程の統合的高度化
1-1 GOSAT の観測・データ処理手法・検証手法の高度化についての、GOSAT-2 打ち上げ(平成28 年度)までのプロジェクトマトリクス作成:
1-2 GOSAT-2 用データ処理手法の高度化及びデータ処理システムの検討:
1-3 観測センサーの高度化に関する検討:
1-4 GOSAT-2 に係る国際協力を推進するために必要な業務の実施:
1-5 GOSAT-2 サイエンスチーム(ST)準備会合運営:
(2)REDD+の実施効果を評価するための観測システム開発
2-1 観測システム構成技術の開発
2-1-1 インバースモデルの精緻化
2-1-2 フラックス観測技術のネットワーク化及び標準化、プロセスモデルによる炭素蓄積量変化推定の検討
2-1-3 直接観測によるCO2の高度、水平分布観測技術検討
2-1-4 COSの利用検討 放射性炭素同位体の利用の検討
2-2 長期精度管理と国際比較等(ア)EU(イ)米との比較(ウ)CO(エ)酸素標準
2-3 衛星画像解析による森林炭素量解析技術の検討
- 関連する研究課題
- 23399 : 温室効果ガス等の濃度変動特性の解明とその将来予測に関する研究
- 0 : 地球環境研究分野における研究課題
課題代表者
向井 人史
- 気候変動適応センター
- センター長
- 工学博士
- 化学,化学工学,地学
担当者
-
松永 恒雄地球環境研究センター
-
森野 勇地球環境研究センター
-
吉田 幸生地球環境研究センター
-
Shamil MAKSYUTOV
-
中山 忠暢地球環境研究センター
-
白井 知子地球環境研究センター
-
三枝 信子地球環境研究センター
-
高橋 善幸地球環境研究センター
-
伊藤 昭彦地球環境研究センター
-
平田 竜一地球環境研究センター
-
野村 渉平
-
寺尾 有希夫地球環境研究センター
-
荒巻 能史地球環境研究センター
-
内田 昌男環境計測研究センター
-
近藤 美由紀環境計測研究センター
-
町田 敏暢地球環境研究センター
-
勝又 啓一
-
遠嶋 康徳環境計測研究センター
-
林 真智
-
梁 乃申地球環境研究センター
-
山形 与志樹地球環境研究センター
-
柴田 康行