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国際的な資源依存構造に着目したレアメタルに関する3R効果評価手法の開発(平成 25年度)
Effects of reduce, reuse and recycling (3R) on global supply chains of rare metals associated with the Japanese economy

予算区分
BE 環境-推進費(補助金)
研究課題コード
1213BE003
開始/終了年度
2012~2013年
キーワード(日本語)
レアメタル,サプライチェーン,3R
キーワード(英語)
Rare metal, Supply chains, 3R

研究概要

本研究では国際サプライチェーンを含む直接間接の資源依存の実態を踏まえ,3Rがどれだけ資源依存の安定性に貢献するかを定量的に示す。新たな指標を開発し,主要なレアメタルを対象に適用する。期待される研究成果は,主要なレアメタルに関する国際フローの実態解明,日本経済の国際的なレアメタル依存構造の同定,資源依存の安定性を評価する新しい指標の開発,そして3Rに関する指標の計測とそのデータベース化である。この成果は,3R政策を温暖化,廃棄物,資源管理の三つ観点から立案することを支援する。また,国民と産業界の3Rへの関心を高めることで,3R活動の促進に繋がることが期待できる。更に,「都市鉱山」を活用したリサイクルシステムを国際的な資源依存の観点から設計することを可能とする。

研究の性格

  • 主たるもの:政策研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

本研究は三課題で構成する。[1]レアメタルの国際マテリアルフローの実態把握とわが国との構造的関係性の解明,[2]資源依存の安定性評価の枠組設計と定量化手法の開発,[3]3R活動を対象とした資源依存安定性指標の計測である。

今年度の研究概要

本年度は,低炭素化技術,新エネルギー技術の普及において,需要増加が見込まれるレアメタルの中から,4つの元素を選定し,国際マテリアルフロー分析を実施する。その全世界のフローの中から,わが国の経済活動が誘引したフローのみを検出する。

外部との連携

共同研究機関:早稲田大学、九州大学、秋田大学

課題代表者

南齋 規介

  • 資源循環領域
    国際資源持続性研究室
  • 室長(研究)
  • 博士(エネルギー科学)
  • システム工学,化学工学
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担当者