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乾燥耐性と水利用特性に関する半乾燥草原植物種の比較研究(平成 26年度)
Comparative studies of plant species grown in semiarid grassland on drought resistance and water use characteristics

予算区分
AQ センター調査研究
研究課題コード
1314AQ005
開始/終了年度
2013~2014年
キーワード(日本語)
環境制御実験,根部生長,砂漠化回復,植物生理生態,北東アジア
キーワード(英語)
Environment controlled experiment, Root development, Desertification Rehabilitation, Plant ecophysiology, North-east Asia

研究概要

乾燥・半乾燥地域の草原では、様々な人為的要因や自然的要因による砂漠化が問題となっている。植草・植樹による緑化は、砂漠化した草原地域の生態系回復のための直接的かつ有効な手法である。しかし、北東アジアの半乾燥草原に生育する植物種の特性は十分に分かっていない。砂漠化地域の環境に適した緑化植物種を提示するためには、そこに生育する主要植物種の生理生態特性を明らかにする必要がある。本研究では、半乾燥地域で重要な制限要因となる水分に対する様々な植物の特性を比較解析し、各地域の砂漠化対策に有効な植物種を提示する。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

本研究では、半乾燥草原植物種を環境制御下で実験的に解析することにより、水ストレス耐性を整理する(2013〜14年度)。また、主要植物種の地下部生長を解析し、水利用特性を整理する(2013〜14年度)。これらの成果を纏め、地域の砂漠化回復に有用な植物種のデータベースを提示する(2014年度)。

今年度の研究概要

現在保有する半乾燥草原植物種を用いて環境制御実験を実施し、土壌水分の生長影響を解析する。これまでの野外調査等の成果を含め、各植物種の形態構造特性や生理生態特性を整理する。また、主要植物種に関し、地下部の生長・水利用特性等を実験的に解析する。

外部との連携

鳥取大学乾燥地研究センター、中国科学院植物研究所、中国科学院沈陽応用生態研究所、中国環境科学研究院、華東師範大学、北京大学、内蒙古農業大学、モンゴル農業大学

関連する研究課題
  • 0 : 地域環境研究分野における研究課題

課題代表者

清水 英幸