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世界を対象とした低炭素社会実現に向けたロードマップ開発手法とその実証的研究(平成 28年度)
Research on roadmap development toward low carbon society in the world

予算区分
AA 課題解決型
研究課題コード
1620AA013
開始/終了年度
2016~2020年
キーワード(日本語)
低炭素社会,気候変動緩和策,世界統合評価モデル,ロードマップ開発,国際制度
キーワード(英語)
Low carbon society, climate change mitigation options, global integrated assessment model, roadmap development toward low carbon society, international institutions

研究概要

2℃目標や1.5℃目標の達成に向けた温室効果ガス排出削減経路や対策のロードマップの分析とその実現を目指して、世界を対象とした統合評価モデルの詳細化とそれをもとにしたモデル比較や政策評価を行うとともに、気候安定化の実現に向けた国際制度や政策のデザインを行い、得られた知見や情報を様々なステークホルダーに対して提供することで、低炭素社会の実現に向けた実装に貢献する。本研究は2つのサブテーマで構成される。サブテーマ1「世界を対象とした低炭素社会評価のための統合評価モデル開発とその適用」では、世界を対象とした統合評価モデルの拡充および詳細化と、それらを用いた低炭素社会に向けた温室効果ガス排出削減経路と政策ロードマップの評価、さらにはモデルの信頼性や結果の蓋然性の向上を目指す。サブテーマ2「低炭素社会実現に向けた国際制度のあり方に関する研究」では、現時点で各国により提示されている2030年排出量目標の合計値が2℃目標や1.5℃目標達成に不十分であることをふまえ、今後、削減目標以上に排出量が削減されるための、かつ国際的に合意が可能な国際制度のデザインを行い、その評価を行う。

今年度の研究概要

世界を対象とした統合評価モデル(AIM)の改良を行うとともに、改良したモデルを用いて低炭素に関わる施策の評価に着手する。また、国際共同研究やモデル比較研究に参画して、結果の提供を行う。さらに、パリ協定採択後の課題、特に約束草案に関する報告事項とロス&ダメージに関する主要国ポジションを分析し、それらの結果を日本政府をはじめとするステークホルダーに提供する。

課題代表者

増井 利彦

  • 社会システム領域
  • 領域長
  • 博士(工学)
  • システム工学,土木工学,経済学
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担当者