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環境試料の長期保存(スペシメンバンキング)(平成 28年度)
Time Capsule program for environmental specimens

研究課題コード
1620AP004
開始/終了年度
2016~2020年
キーワード(日本語)
スペシメンバンキング,タイムカプセル
キーワード(英語)
specimen banking, time capsule

研究概要

 将来の新たな汚染・環境問題の顕在化に備え、また現在十分な感度、精度で測定できない汚染の進展を将来の進んだ手法で明らかにするために、環境試料の収集、長期保存を継続する。これまで日本沿岸域で行ってきた調査地点と同一の採取点において長期保存試料を作成、分析することで、同一地点での時系列解析に適した保存試料を作成する。保存試料から環境情報を読み出すための計測手法の開発や応用、保存状態の適切さの検証を始めとする保存技術の検討などを通じて、保存試料の価値を更に高め、活用を図る。

今年度の研究概要

 これまでの環境試料タイムカプセル化事業の収集対象のうち、特に二枚貝を中心に環境試料を引き続き収集、保存する。収集地域は東北から関東地方にかけての太平洋沿岸域とし、一部、東日本大震災の被災地を含む。保存状態の適切さの検証のために、均質化試料や既知量の物質を添加した試料を作成し、試料中の物質濃度の変動解析を開始する。

課題代表者

田中 敦

担当者

  • 武内 章記環境リスク・健康領域
  • 高澤 嘉一環境リスク・健康領域
  • 柴田 康行
  • 花町 優次
  • 木之下 彩子