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気候変動等を考慮した将来シナリオにもとづく海域の自然資本・生態系サービスの予測評価(平成 28年度)
Projection and evaluation of natural capital and services of marine ecosystems to climate change

予算区分
BA 環境-推進費(委託費) S-15
研究課題コード
1620BA003
開始/終了年度
2016~2020年
キーワード(日本語)
自然資本,生態系サービス,海域
キーワード(英語)
natural capital, ecosystem service, marine

研究概要

気候変動に対する浅海域の地形・生物の変化予測と、その認識・利用状況に基づいて、自然資本・生態系サービスの予測評価を行う。1.地形・生物に関する全国規模のデータの整備を行い、2.文献調査・モニタリング・実験等により生物の特性を明らかにする。その上で、3.各種自然資本・生態系サービスの賦存状況と利用実態を明らかにし、4.各種気候変動シナリオに基づく予測評価を行う。対象とする時間スケールは、短期(2030年まで)・中期(2030〜2050年)・長期(2050〜2100年)とする。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

1.既存の研究(推進費S9, S14等)や調査(環境省自然環境保全基礎調査等)において整備された浅海域の生物や生態系の分布情報をデータベース化するとともに、地方環境研究所との全国干潟研究ネットワークの協力を得て干潟の地形や生物に関するデータ整備を行う。

2.気候変動に係る環境要因と生物の分布や活性の関係について、水槽実験データやモニタリングデータを収集し、将来予測に活用できる特徴を把握し、予測に必要な時間・空間解像度を明らかにする。

3.各種自然資本・生態系サービスに関して価値評価を行う。統計データの収集や代替法等に基づく価値評価とともに、観光利用に関して、利用者数や旅行費用に関する調査を行う。一方、気候変動による変化が認識されていない可能性があるため、受益者構造と自然資本・生態系サービスの認識・利用状況を明らかにし、賦存状況と利用実態のギャップを明らかにする。

4.社会シナリオと整合性をとりながら気候変動シナリオの選択を行い、気候モデル出力結果に基づいて浅海域の地形・生物の変化予測を行う。人口や産業構造の将来シナリオに基づいて、将来の自然資本・生態系サービスの賦存状況と実際に享受可能なサービスを推定し、利用促進に関する提案や、将来の分布を考慮した保護区の設定等、適応策や適切なガバナンスにつなげる。

今年度の研究概要

・ 浅海域の地形及び生物の分布と現存量情報を全国規模で収集する
・ 生態系サービス評価に関して、既存の文献情報を整理し、浅海域への応用可能性を検討し、アンケートや聞き取り調査の設計を行う
・ 他のテーマとともに、使用する気候変動シナリオと気候モデルを検討し、選定するとともに、将来予測に用いる環境データの選定と整備を行い、環境要因との関連を解析するために必要な時間・空間解像度を整理する

課題代表者

山野 博哉

  • 生物・生態系環境研究センター
  • センター長
  • 博士(理学)
  • 地理学,地学,理学
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担当者

  • portrait
    矢部 徹生物・生態系環境研究センター
  • portrait
    久保 雄広生物・生態系環境研究センター
  • 有田 康一