ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

暑熱環境が与える生体影響と感受性差に関する検討(平成 28年度)
Study on the health impacts of environmental heat exposure and differences in the susceptibility

予算区分
BY 環境-委託請負
研究課題コード
1616BY004
開始/終了年度
2016~2016年
キーワード(日本語)
熱ストレス,熱中症,感受性
キーワード(英語)
heat stress, heat stroke, susceptibility

研究概要

近年、都市部を中心とした高温化の傾向から、一般的な生活環境における熱中症が問題となっている。本研究では、熱中症リスクを定量的に予測するための基礎データの収集を目的とし、実験動物を用いて熱中症モデル試験を確立し、熱ストレスに対する感受性差の評価、リスク軽減効果に関する検討を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

本研究では、熱中症モデルマウスを用いた試験法を確立し、熱ストレスに対する感受性差および熱中症予防対策に関する実験的評価を実施する。具体的には、温湿度制御が可能な装置内において30-40℃の熱負荷を行い、マウスの深部体温(直腸温)、血圧、心拍数等の生理学的指標と血液生化学的指標等を解析する。また、暑さ指数(WBGT)ごとの熱中症リスクの定量的な評価について検討を行う。

今年度の研究概要

熱ストレスに対する感受性差の評価では、性差等も考慮した上で、急激な気温上昇の場合と暑熱順化を行った場合の熱ストレスに対する生理学的指標の変化を経時的に測定する。熱中症予防対策に関する評価では、給水の有無や飲水量等と熱中症リスク軽減効果との関係について検討する。

備考

受託業務課題名:平成28年度夏季のイベントにおける熱中症対策ガイドラインに関する熱中症リスク要因の実験的評価に係る業務

課題代表者

小池 英子

  • 環境リスク・健康領域
    病態分子解析研究室
  • 室長(研究)
  • 博士(医学)
  • 医学,生物学
portrait

担当者