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社会生態統合アプローチによるツーリズムの持続性評価:野生動物の保全と利用の両立(平成 28年度)
Assessment of tourism sustainability using socio-ecological approach: balancing conservation with tourism access

予算区分
AN 所内公募B
研究課題コード
1616AN006
開始/終了年度
2016~2016年
キーワード(日本語)
野生動物観察,奄美大島,観光,社会生態統合アプローチ,アマミノクロウサギ
キーワード(英語)
Wildlife viewing,Amami Oshima Island,Tourism,Socio-ecological approach,Amami Rabbit

研究概要

奄美大島において、(1)観光利用がアマミノクロウサギの生息地選択に与える影響を明らかにする。また、(2)アマミノクロウサギの観察に対する観光需要を明らかにする。(3)最後に(1)(2)から得られた結果に基づいて、アマミノクロウサギと観光客の行動に関する双方向的なモデルを構築する。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:政策研究

全体計画

自然環境を基盤とするツーリズムは地域社会に経済的便益をもたらし、保全に対するインセンティブを創出しうる。しかし、市場経済を蔑ろにしたトップダウン的なツーリズムの推進は地域社会の疲弊や自然環境の悪化等の問題を引き起こしてきた。奄美大島ではアマミノクロウサギ観察ツアーが急速に人気を博しているが、それに伴う死傷事故等が発生している。
本研究では、社会経済・自然環境の両面から、アマミノクロウサギを巡るツーリズムの持続性を評価することを目的とする。

今年度の研究概要

(1) アマミノクロウサギにGPS発信機およびカメラが付いた首輪を装着し、行動を追跡する。申請者および環境省がこれまで収集してきた観光利用や植生に関するデータを用いて行動を解析することで、アマミノクロウサギの生息地選択に観光利用が与える影響を明らかにする。
(2) 市民に対象とするアンケート調査に環境評価手法を適用することで、アマミノクロウサギ観察に対する潜在的な需要を明らかにする。
(3) 前述の(1)(2)の結果を援用し、アマミノクロウサギの生息地と観察確率の変化に応じた観光需要の変化、観光客の入れ込みに応じたアマミノクロウサギの生息状況の変化を同時に扱う双方的なモデルを構築する。

外部との連携

環境省奄美野生生物保護センター

課題代表者

久保 雄広

  • 生物・生態系環境研究センター
    生物多様性保全計画研究室
  • 研究員
  • 博士(農学)
  • 経済学,心理学,林学
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担当者