ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

環境放射線の生物影響モニタリング可能な植物培養細胞を用いた新規影響評価法の開発(平成 28年度)
Development of a novel method for evaluation of radiation impact on organisms using plant cultured cells

予算区分
CD 文科-科研費 基盤研究(C)
研究課題コード
1616CD003
開始/終了年度
2016~2016年
キーワード(日本語)
DNA損傷,環境放射線,培養細胞,相同組み換え
キーワード(英語)
DNA lesion,Environmental Radiation,Cultured cell,Homologous recombination

研究概要

本研究は、野外の放射性物質汚染による生物影響を評価するため、迅速かつ実用的な環境放射線による生物影響をモニタリングするための新規技術開発を行う事を目的とする。
 福島県内の被災地域において、放射性物質による環境汚染はその汚染の現状は明らかになりつつあるが、野生生物への影響については未だに不明である。
 放射線による生物影響はDNAの損傷がその発端となる。これにより突然変異が誘発され、変異の場所によっては表現型として現れる。一方で、生物はこのようなDNAの損傷を修復するための機構を備える。申請者らは「モニタリング遺伝子」によるDNA損傷・修復頻度を検出する事ができる植物を開発した。しかしながら、本植物は他の環境ストレスによるDNA損傷を検出するため放射線による正確なDNA損傷の評価に使用するのは困難である。
 そこで本研究ではこのモニタリング遺伝子を持つ植物より培養細胞を確立する。これを用いて放射線量変化に対する感度を検証するとともに、野外における培養細胞の培養試験・DNA損傷検出手法の確立を通して、福島県内における放射線量が生物影響を引き起こすレベルであるかどうかについて検証を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

野外の放射性物質汚染による生物影響を評価するため、「モニタリング遺伝子」によるDNA損傷・修復頻度を検出する事ができる植物を開発した。しかしながら、本植物は他の環境ストレスによるDNA損傷を検出するため放射線による正確なDNA損傷の評価に使用するのは困難である。
そこで、研究分担者として野外における培養細胞の培養試験とDNA損傷が検出可能かどうかについて検証を行う。具体的には福島県内の異なる空間線量率を示す地点を5地点ほど選抜し、培地を土壌に埋設した場合における細胞の生育調査や微生物の混入を防ぐための手法の開発を行う。

今年度の研究概要

上記と同じ

外部との連携

高橋真哉・筑波大学北アフリカ研究センター・助教・研究代表者

課題代表者

玉置 雅紀

  • 福島支部
    環境影響評価研究室
  • 主席研究員
  • 博士(農学)
  • 生物学,農学,生物工学
portrait