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残留性有機汚染物質の環境モニタリング手法と精度管理に関する研究(平成 31年度)
Study on Environmental Monitoring Methods and QA/QC of Persistent Organic Pollutants

予算区分
AQ センター調査研究
研究課題コード
1820AQ002
開始/終了年度
2018~2020年
キーワード(日本語)
微量分析,環境モニタリング,品質保証品質管理
キーワード(英語)
trace analysis, environmental monitoring, QA/QC

研究概要

残留性有機汚染物質の環境残留状況を調査するためには、それを正確に測定できるモニタリング手法が必要である。本研究では、大気および水質について、残留性有機汚染物質のモニタリング手法の情報整理を進めるとともに問題点を抽出する。さらに、精度管理手法の改善や相互比較などによるデータ質の評価を行い、環境保全の基盤となる計測データ質の保証と管理の充実を図る。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備

全体計画

2018年度:環境媒体における化学物質(特に、新規POPsおよびPOPs候補物質)のサンプリングから機器分析までの情報整理を文献等に基づいて実施し、精度管理上の課題を抽出する。
2019年度:標準的モニタリング手法を用いて他機関とのクロスチェックを実施し、データの質の評価を実施する。
2020年度:精度管理上の課題を再度抽出し、適切なモニタリング手法を確立する。

今年度の研究概要

国内外の文献等から、大気と水質を中心に新規POPsおよびPOPs候補物質の微量分析手法をとりまとめ、各手法における精度管理上の課題を抽出する。また、HCBDについては熱脱着法をベースにそれ以外のPOPsとの同時捕集を検討し、クロマトグラムにおける分離状況と夾雑物の影響を確認する。

外部との連携

国立環境科学院(韓国)、国立大学法人大阪大学

備考

1517AQ002

関連する研究課題

課題代表者

高澤 嘉一

  • 環境リスク・健康領域
    環境標準研究室
  • 室長(研究)
  • 博士 (工学)
  • 工学,化学
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