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統合化健康リスク評価のための基盤的研究(令和 2年度)
A Fundamental Study on the Integrated Health Risk Evaluation.

予算区分
AQ センター調査研究
研究課題コード
1620AQ026
開始/終了年度
2016~2020年
キーワード(日本語)
環境健康リスク,吸入毒性,継世代影響,行動毒性,神経毒性,生殖毒性
キーワード(英語)
environmental health risk,inhalation toxicology,intergenerational effect,behavioral toxicity,neurotixicity,reproductive toxicity

研究概要

ナノマテリアルなどの新規素材や試験困難物質も含め、様々な化学的あるいは物理的性状を示す物質に対し、神経毒性、免疫毒性、生殖発生毒性、遺伝継承毒性、あるいは吸入毒性等の有害物質の影響指標に関する研究を行い、総合的に健康リスク評価を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

様々な曝露経路に対応した統合的な健康リスクの評価を行うために、以下の様な試験系の開発を行う。
ナノマテリアルなどの新規素材や試験困難物質の評価手法の開発と毒性発現機構の解明として、銀ナノ粒子の神経系毒性の遺伝性と毒性発現機序を明らかにすることにより、ナノマテリアルの健康リスク評価法を体系化する。生殖発生毒性評価研究として、ヒ素感受性構造の動態解明によりヒ素毒性発現において臓器選択性や細胞選択性への理解を進める。大気中粒子状物質のin vitro吸入毒性評価手法として気液界面曝露法による肺上皮細胞への沈着効率の測定手法の改良および高効率化を図り、気液界面曝露法のための混合三次元培養系を開発する。PM2.5の胎仔期曝露による循環器疾患・免疫制御系への影響を解析する。

今年度の研究概要

次世代も含めた神経・行動・発達への影響など遺伝継承毒性評価法の開発、卵細胞への影響に起因する生殖発生毒性の評価方法の開発、吸入曝露による影響評価アッセイ法の検討などをin vivo、in vitro、in silicoで行う。

課題代表者

古山 昭子

担当者