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オフィスメンバー

国立環境研究所内の各部署から10数名がメンバーに名を連ね、対話オフィスの専任スタッフとして科学コミュニケーター1名が在籍しています。

江守 正多 EMORI Seita
社会対話・協働推進オフィス 代表
地球環境研究センター 気候変動リスク評価研究室 室長

専門は地球温暖化の将来予測とリスク論。地球シミュレータなどでのシミュレーションに用いられる気候モデルの開発・改良や、地球温暖化予測の不確実性の評価などを行ってきた。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次評価報告書主執筆者。一般向けに地球温暖化に関する書籍を執筆したり、YAHOOニュース個人にも時々記事を書いている。


「地球温暖化は本当かウソかという論争に巻き込まれたことで、自分はなぜ温暖化の科学が正しいと思っているのか、自分の考えに立場や信条に由来する偏り(バイアス)が無いか、考えるようになりました。人の考えには多かれ少なかれバイアスがあります。自分と異なる考え方や立場の人と対話をすることで、お互いにそれに気づくことができます。そうすることで初めて、学問分野の違いや社会的立場の違いを超えた議論をできるのではないかと思います。」



三枝 信子 SAIGUSA Nobuko
地球環境研究センター 副センター長

地球環境に関わる観測研究、特に陸域生態系と大気の温室効果ガスの交換の問題に取り組んでいる。大学院で気象学を学び、その後、生物科学系の大学助手等を経て、国立環境研究所へ。これまでに、アジア各国に展開されている生態系の長期観測サイトのネットワーク化を進める活動などに携わってきた。

「アジア各国でのネットワーク活動や能力養成活動などは、それはそれで大変で面白いのですが、まだ研究者・技術者・学生などが主な『対話』相手です。そこにとどまらず、それ自体と社会との『対話』や『協働』といったことを考えていきたいと思います。」



広兼 克憲 HIROKANE Katunori
地球環境研究センター 交流推進係

大学・大学院では土木工学を専攻し、当時の土木工学としては異色の環境の現場観測を主とした研究を行った。その後、環境庁(現環境省)で地球環境問題はじめ種々の環境行政を担当。前世紀最後の年に国環研に異動し、研究の理解促進に邁進。晩年を迎えた最近では教科書作りに関心。趣味は料理と水泳。

「自分を生かしてきた環境の今後の理想を納得できるまで考える。この問題、一人では絶対解決できないから、他者(環境)との対話が不可欠と思います。」



田崎 智宏 TASAKI Tomohiro
資源循環・廃棄物研究センター 循環型社会システム研究室 室長

3R(リデュース・リユース・リサイクル)・廃棄物分野のシステム研究と政策研究を両輪として、社会に活きる研究を心がけてきた。また、持続可能な発展やライフスタイルの研究も行っており、俯瞰的な研究にも力を注いでいる。行政の審議会、大学院での教育、NPOとの活動など、幅広い活動をしている。

「社会問題の解決には、情熱と冷静さの両方が必要だと思っています。研究者としては論を大切にしますが、実社会においては行動を重んじるので、対話オフィスでは『協働』による新たな展開ができればと思っています。『僕の後ろに道はできる』ですかね。」


多田 容子 TADA Yoko
資源循環・廃棄物研究センター 広報担当

国環研には最初はオゾン層研究の研究生でお世話になり、そのまま研究アシスタントへ。その後、諸々あって現職。日々、何事も一期一会の心で見学や問い合わせに対応しています。


「同じ事柄を見てもそれぞれによって感じ方や受け止め方が違います。その違いが面白さでもあり、怖さでもあり。その違いの不思議さと向き合っていきたいと思います。」

林 岳彦  HAYASHI Takehiko
環境リスク・健康研究センター 生態毒性研究室 主任研究員

環境リスクを評価するためのデータ分析が主な仕事。ベイズ統計や統計的因果推論などを用いて、化学物質が生態系に与えるリスクを評価・比較する手法の開発などを行ってきた。文章を書くのが好きであり、ブログなどで研究に関する楽屋ばなし(?)の発信もしている。


「少し油断するとすぐ『語りたがり』になってしまうのが私(と研究者一般)にありがちな悪いクセだと思っています。対話オフィスの活動を通して、私/研究者/研究所が『相手の話を聞くこと』をもっと学んでいければと思っています。よろしくお願いいたします。」


永島 達也 NAGASHIMA Tatsuya
地域環境研究センター 大気環境モデリング研究室 主任研究員

地球の大気に含まれる色々な物質(主に大気汚染物質)の流れ方や濃度がどのようにして決まっているのか、そしてそうした物質の濃度変化が私たちの生活している環境にどのような影響を与えるのかについて研究をしている。地球規模の大きなスケールの問題から、国内・地域規模の身近な問題まで、人間の活動と自然の営みの双方を考え合わせることがとても大切である。

「対話を通して様々なものの考え方に接することを楽しみにしています。」




多田 満 TADA Mitsuru
生物・生態系環境研究センター 環境ストレス機構研究室 主任研究員

水生生物を対象に農薬や環境ホルモン等化学物質の生態影響について、河川調査や室内実験、ならびに自然生態系における水生昆虫の生態学的調査に取り組んできた。一方でR.カーソンの『沈黙の春』などのネイチャーライティング(環境文学)によるエコクリティシズム(環境批評)に関する研究をおこなっている。

「専門家と市民の理解と共感を目的に社会対話『環境カフェ』を大学などで定期的に開催しています。今後は高校生と社会人をつなぐ、大学生を主体とした開催や、専門家の社会コミュニケーションツール(科学詩)の開発にも取り組んでいきたい。なお、『環境カフェ』のFacebookを開設しています。」


竹内 やよい TAKEUCHI Yayoi
生物・生態系環境研究センター 生物多様性評価・予測研究室 研究員

専門は生態学。主に東南アジアをフィールドとして、熱帯林の生物多様性と地域の人々が森林から受ける生態系サービスに関する研究を行っている。生物多様性保全の意義を、生物学的・社会的の両方の観点から明らかにする。

「様々な環境問題を抱える現代社会において、科学・科学者の役割とは何かを考えながら活動を進めています。」




二宮 英美 NINOMIYA Emi
生物・生態系環境研究センター 広報担当

大学・大学院では保全生態学を専攻し渡り鳥の研究に没頭。同時並行で渡り鳥の保全活動を行うNPOの理事として活動し、研究成果を一般の方に伝える難しさと共に楽しさを知る。卒業後、環境教育のスキルを磨くことを一番の目標としてNGOに就職。横浜市内の緑地や釧路湿原周辺の保全管理・普及業務に10年ほど携わり現職へ。

「研究者ではないけれど、研究を経験した自分だからこそ、感じられること、出来ることがあるはず。」

亀山 康子 KAMEYAMA Yasuko
社会環境システム研究センター 副センター長

国際関係論という学問分野から、気候変動問題をはじめとるす地球環境問題への解決策を検討してきた。どういう条約を作ったらいいか、どういう条約なら主要国は参加するのか、といった疑問に答えを見つけようとしている。

「自分が話すよりも、いろいろな人の話を聞くのがすき。新しい発見がいつもあります。」



松橋 啓介 MATSUHASHI Keisuke
社会環境システム研究センター 環境政策研究室 室長

都市とエネルギーの研究から、社会の持続可能性と個人の幸福の両立、あるいは環境・経済・社会の統合研究へとフィールドを広げてきた。環境問題と影響を重大性の観点から重み付けしたり、まちの将来像を検討したりする際に、市民参加に関わってきた。


「これからの生活・まち・社会を具体的にどうしたら良いのかを知りたいし伝えたいというシンプルな思いをベースに、対話・協働に取り組みたい。」




杦本 友里 SUGIMOTO Yuri
社会環境システム研究センター 広報担当

研究成果や活動状況を世の中に発信します。大学院の修士課程では環境教育を学び、コミュニケーションを通じて課題解決に貢献したいと思っていたところに現職と巡り合いました。


「市民が知りたいこと、研究者が発信したいことをうまく結び付け、社会全体で環境に関するコミュニケーションが深まっていくよう頑張ります!皆さんの知りたいこと、気になっていること、ぜひ教えてください。」



伏見 暁洋 FUSHIMI Akihiro
環境計測研究センター 反応化学計測研究室 主任研究員

大気中のガス状・粒子状の有機成分の分析法開発や起源・動態解析に関する研究を行っています。最近は、大気中の微小粒子(PM2.5)の有機分析とそれに基づく起源推定や毒性との関係解析に力を入れています。




「一般市民の中には『PM2.5は中国でのみ発生しており、日本では発生していない』といった誤解も生じています。研究者が正しい情報を発信するのは当然のことですが、その情報の伝え方や、逆に社会からの要請をいかに吸い上げるか、といったことを、対話オフィスでの活動を通じて検討していきたいと思います。」



中村 省吾 NAKAMURA Shogo
福島支部 地域環境創生研究室 研究員

専門は農村計画学で、主に中山間地域を訪問しながら地域活性化に関する研究に従事。2014年に福島支部専任研究員として着任後、福島県新地町において情報通信技術を活用した復興まちづくり支援に関する研究を、地域の様々なステークホルダーとのコミュニケーションを通じて実施してきた。2016年6月より福島支部(福島県三春町)に異動し、より現場に近い視点から地域との対話を重視した災害環境研究に取り組んでいる。

「私たちの研究は、地域の皆様から提供いただいた様々なデータに基づいて行います。その過程で色々な方々とお話させていただく中で、地域の課題に即した新たな研究テーマに気づかされることもあり、対話の重要性を日々認識させられています。福島県を始めとする被災地域では現在進行形で厳しい問題に直面していますが、それらの解決に向けてどのような対話を進めていくべきなのか、対話オフィスを通じて議論していきたいと思っています。」


佐野 和美 SANO Kazumi
社会対話・協働推進オフィス 客員研究員
帝京大学 理工学部  講師

科学コミュニケーション、リスクコミュニケーション、環境教育、リテラシーなどをキーワードに、科学と社会の間での情報発信の方法&受け取り方について考えている。最近では、「人は何を根拠に情報を信頼するのか」を主要テーマにしている。研究者や研究機関が信頼される情報源となるためにはどうしたらいいのかを、理論と実践で追及している。

「『環境』の情報を発信していく側の我々も、受け手側の皆さんも、その場で待っているだけではダメなのかもしれません。お互い歩み寄って、気軽に意見交換するところから始めていきたいですね。そんな出会いの場を作ることが、対話オフィスの仕事のひとつです。」

岩崎 茜 IWASAKI Akane
社会対話・協働推進オフィス 科学コミュニケーター

研究と社会とをつなぐ媒介者となり、環境に関わる様々な双方向対話に取り組んでいる。大学院で環境倫理学を学び、日本科学未来館の科学コミュニケーターを経て現職。これまで、生物多様性や気候変動に関する市民会議、放射性廃棄物の地層処分について考えるイベントなどに携わった。

「専門家だけではなく一般市民の考えや価値観も反映させて、社会の進む道は決まるもの。その多様な声をしっかり聞いて、みなが納得できる道をつくるお手伝いをしたい。対話や協働は、その最も大事な、かつ不可欠な第一歩だと思っています。」


冨永 伸夫 TOMINAGA Nobuo
社会対話・協働推進オフィス 専門員

2016年秋の定年退職まで新聞記者。社会部経験が長く、オウム真理教事件など犯罪・治安問題のほか長野五輪も担当。テーマは様々。この数年間は核兵器廃絶や温暖化など地球課題をテーマにしたフォーラムやパネル討論の企画・運営に取り組みました。

「スキーにはまってこの冬も岩手県・安比高原で滑りました。雪の減り具合が進みことにも営業開始が遅れたそうです。これではまずいとスキー場の人たちが心配しています。地球のあちこちで何が起こっていて、どうすればいいのか、いろんな声を交換できればいいと思います。」

前田 和 MAEDA Nodoka
社会対話・協働推進オフィス 専門員

雑誌の編集部に6年間在籍した後、韓国に1年間語学留学し、そのまま現地のインテリア会社に就職。日本のインテリア市場に向けたマーケティングやサイト管理、キュレーションサイトへの記事作成、SNSの発信などを担当しました。

「“環境”は、私たちにとってすごく身近な話です。今世界で何が起こっていて、何が問題なのか。まずは知ることから始めるのも大切だと思います。みなさんに対話オフィスならではの情報をお届けし、知ってもらい、さまざまな対話ができるように努めたいと思います。」