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2018年3月7日

受賞のお知らせ ~
玉置 雅紀 主席研究員がSATテクノロジー・ショーケース2018にてベスト・アイデア賞を受賞

概要

受賞者氏名: 玉置雅紀 (福島支部)
賞の名称:  ベスト・アイデア賞
授賞機関:  つくばサイエンス・アカデミー
受賞年月日: 2018年2月8日
受賞対象:  DNAにできた傷跡を目で見る その原理と応用について, SATテクノロジー・ショーケース2018, 「プログラム&アブストラクト」集, 93, 2018

賞状を手にする玉置雅紀主席研究員

ひとこと

福島第一原発事故により陸域に放出された放射性物質によって、福島県浜通りを中心に放射線量が高い状態が続いています。避難により住民は放射線による長期被ばくを避けることができますが、野生生物は慢性的に高い線量に曝されています。本研究では現状の福島県における放射線量が野生生物のゲノムDNAの変異を蓄積させているのかを評価するために、生物の持つDNA修復による傷跡を検出することができる植物及び培養細胞を作製しました。その結果、作製した生物により放射線によるDNA損傷は、放射線量依存的に増加することや主に外部被ばくによって引き起こされることを見いだしました。また、培養細胞を用いた現地被ばく評価により、少なくとも帰還困難区域の82.6%の範囲内では放射線によるDNA変異の蓄積の可能性が低いことを示しました。今回の受賞を励みとし、今後は現地被ばく評価をきめ細かく行う事によりデータの信頼性を上げ、DNA変異が蓄積する放射線量の閾値についてより正確な値となるように研究を進めて参ります。

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研究者紹介