基本情報 |
和名 |
サキシマヌマガエル |
(写真なし)
|
分類群 |
両生綱 無尾目 アカガエル科 (Ranidae, Anura, Amphibia) |
学名 |
Fejervarya sakishimemsis |
主なシノニム |
Rana limnocharis, Rana sp., Fejervarya sp. |
英名等 |
Sakishima rice frog |
自然分布 |
日本固有種.先島諸島(池間島,宮古島,伊良部島,下地島,来間島,石垣島,竹富島,小浜島,西表島,波照間島)に自然分布. |
形態 |
体長♂41~57mm,♀50~69mm.ヌマガエルに似るが,大型で背中線を持つことがあり,鳴き声も異なる.腹面は白く,背側線はない.背面正中線に淡色の筋模様を持つ個体もいる.染色体数2n=26. |
生息環境 |
近縁種のヌマガエルに比べて,水辺から離れた場所にも住む傾向.平地の水田・池から,水辺から離れた森林などにも見られる. |
繁殖生態 |
水田や池のほか,一時的な水溜りなどの浅い止水に産卵.繁殖行動はヌマガエルに似る.雄は水田などで鳴く.雌は卵を小さな卵塊として,何度にも分けて移動しながら産む.卵塊は水面に層状に浮き,水草などに付着することもある. |
生態的特性 |
近縁種のヌマガエルと異なり,水辺から離れた森林の中でも生活する.ヘビ類,鳥類,イリオモテヤマネコに捕食される. |