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公共用水域の水質測定結果データの説明(測定項目について)

 

生活環境項目

公共用水域の水質汚濁に係る環境基準のうち生活環境の保全に関する環境基準の定められている項目で、有機汚濁の代表的指標であるBODまたはCOD、pH、全窒素及び全燐などの基準値が設定されている。 水生生物保全の観点から全亜鉛、ノニルフェノール、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩が追加され、平成28年度に底層溶存酸素量が追加されて現在では13項目となっている。 環境数値データベースのページでは、下記の9項目の測定データを掲載している。

項目測定方法
pH
(水素イオン濃度指数)
日本工業規格K0102(以下「規格」という。)12.1に定める方法(ガラス電極法)又は、ガラス電極を用いる水質自動監視測定装置によりこれと同程度の計測結果の得られる方法
DO
(溶存酸素量)
規格32に定める方法(よう素滴定法、ミラー変法又は隔膜電極法)又は隔膜電極若しくは光学式センサを用いる水質自動監視測定装置によりこれと同程度の計測結果の得られる方法
BOD
(生物化学的酸素要求量)
規格21に定める方法 (標準希釈法(試料検水を希釈水または植種希釈水で希釈し、20℃で5日間密閉保存し、その前後における溶存酸素量の差を計測する方法))
COD
(化学的酸素要求量)
規格17に定める方法(過マンガン酸カリウム法) (ただし、B類型の工業用水及び水産2級のうちノリ養殖の利水点における測定方法はアルカリ性法 )
油分
(ノルマルヘキサン抽出物質量)
付表14に掲げる方法 (抽出−重量分析法(微酸性の試料(一定量)にヘキサンを加えて混合し、静置して上層になる溶媒層に分配する物質を抽出したのち、脱水ろ過語、80℃でヘキサンを揮散させたとき残留する物質を測定する方法))
大腸菌群数 最確数による定量法 (希釈−培養−計数法(採取した水を一定時間培養した後、大腸菌数を計測する方法))
SS
(浮遊物質量)
付表9に掲げる方法 (重量分析法(試料水をろ過剤でろ過し、残った物質を乾燥して、その重量から浮遊物質量を計測する方法))
全窒素 規格45.2、45.3、45.4又は45.6に定める方法 (紫外線吸光光度法、硫酸ヒドラジニウム還元法、 銅・カドミウムカラム還元法、流れ分析法)
全燐 規格46.3に定める方法 (ペルオキソ二硫酸カリウム分解法、硝酸-過塩素酸分解法、硝酸-硫酸分解法、流れ分析法)
 

健康項目

水質汚濁に係る環境基準のうち人の健康の保護に関する環境基準の定められている項目で、カドミウム、全シアンなどの基準値が設定されている。昭和46年度は8項目だったが、以降、順次追加設定され、 平成21年度に1,4-ジオキサンが追加されて現在では27項目となっている。環境数値データベースのページでは、下記の26項目の測定データを掲載している。

項目測定方法
カドミウム 規格55.2、55.3又は55.4に定める方法 (電気加熱原子吸光法、ICP発光分光分析法、ICP質量分析法)
全シアン 規格38.1.2及び38.2に定める方法、規格38.1.2及び38.3に定める方法又は規格38.1.2及び38.5に定める方法 (ピリジンピラゾロン吸光光度法、4-ピリジンカルボン酸-ピラゾロン吸光光度法、流れ分析法)
規格54に定める方法 (フレーム原子吸光法、電気加熱原子吸光法、ICP発光分光分析法、ICP質量分析法)
六価クロム 規格65.2に定める方法(ただし、規格65.2.6に定める方法により汽水又は海水を測定する場合にあっては、日本工業規格K0170-7の7のa)又はb)に定める操作を行うものとする。) (ジフェニルカルバジド吸光光度法、フレーム原子吸光法、電気加熱原子吸光法、ICP発光分光分析法、ICP質量分析法又はジフェニルカルバジド発色による流れ分析法)
砒素 規格61.2、61.3又は61.4に定める方法(水素化物発生原子吸光法、水素化物発生 ICP発光分光分析法、ICP質量分析法)
総水銀 付表1に掲げる方法(還元気化原子吸光法)
アルキル水銀 付表2に掲げる方法(溶媒抽出GC法(電子捕獲検出器))
PCB 付表3に掲げる方法(溶媒抽出GC法(電子捕獲検出器))
ジクロロメタン 日本工業規格K0125の5.1、5.2又は5.3.2に定める方法(パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法、ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法、パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(水素炎イオン化検出器))
四塩化炭素 日本工業規格K0125の5.1、5.2、5.3.1、5.4.1又は5.5に定める方法(パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法、ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法、パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(電子捕獲検出器)、ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ法(電子捕獲検出器)、溶媒抽出・ガスクロマトグラフ法)
1,2-ジクロロエタン 日本工業規格K0125の5.1、5.2、5.3.1又は5.3.2に定める方法(パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法、ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法、パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(電子捕獲検出器)、パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(水素炎イオン化検出器))
1,1-ジクロロエチレン 日本工業規格K0125の5.1、5.2又は5.3.2に定める方法(パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法、ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法、パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(水素炎イオン化検出器))
シス−1,2-ジクロロエチレン
1,1,1-トリクロロエタン 日本工業規格K0125の5.1、5.2、5.3.1、5.4.1又は5.5に定める方法(パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法、ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法、パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(電子捕獲検出器)、ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ法(電子捕獲検出器)、溶媒抽出・ガスクロマトグラフ法)
1,1,2-トリクロロエタン
トリクロロエチレン
テトラクロロエチレン
1,3-ジクロロプロペン 日本工業規格K0125の5.1、5.2又は5.3.1に定める方法(パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法、ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法、パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(電子捕獲検出器))
チウラム 付表4に掲げる方法(溶媒抽出HPLC法、固相抽出HPLC法)
シマジン 付表5の第1又は第2に掲げる方法(溶媒抽出又は固相抽出によるガスクロマトグラフ質量分析法、溶媒抽出又は固相抽出によるガスクロマトグラフ法)
チオベンカルブ
ベンゼン 日本工業規格K0125の5.1、5.2又は5.3.2に定める方法(パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法、ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法、パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(水素炎イオン化検出器))
セレン 規格67.2、67.3又は67.4に定める方法(水素化合物発生原子吸光法、水素化合物発生ICP発光分光分析法、ICP質量分析法)
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 硝酸性窒素にあっては規格43.2.1、43.2.3、43.2.5又は43.2.6に定める方法(還元蒸留-インドフェノール青吸光光度法、銅・カドミウムカラム還元-ナフチルエチレンジアミン吸光光度法、イオンクロマトグラフ法、流れ分析法)、 亜硝酸性窒素にあっては規格43.1に定める方法(ナフチルエチレンジアミン吸光光度法,イオンクロマトグラフ法又はナフチルエチレンジアミン発色による流れ分析法)
ふっ素 規格34.1若しくは34.4に定める方法又は規格34.1c)(注(6)第三文を除く。)に定める方法(懸濁物質及びイオンクロマトグラフ法で妨害となる物質が共存しない場合にあっては、これを省略することができる。)及び付表6に掲げる方法 (ランタン-アリザリンコンプレキソン吸光光度法、流れ分析法、イオンクロマトグラフ法)
ほう素 規格47.1、47.3又は47.4に定める方法(メチレンブルー吸光光度法、ICP発光分光分析法、 ICP質量分析法)
  • (備考)
  • 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素の濃度は、規格43.2.1、43.2.3、43.2.5又は43.2.6により測定された硝酸イオンの濃度に換算係数0.2259を乗じたものと規格43.1により測定された亜硝酸イオンの濃度に換算係数0.3045を乗じたものの和とする。

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