- 予算区分
- AE 経常
- 研究課題コード
- 0912AE001
- 開始/終了年度
- 2009~2012年
- キーワード(日本語)
- 揮発性化学物質
- キーワード(英語)
- volatile organic compounds
研究概要
ヒトの生活環境中に身近に存在する揮発性化学物質(VOC)に関して、ヒトの健康状態との関連が推測されるVOCへの過敏化現象、特に嗅覚過敏を動物モデルを用いて解析することが研究目的である。嗅覚刺激としてのVOCへの反復曝露により、VOCに対する嗅覚過敏化が起こるような曝露条件をマウスにおいて調べることが研究目標である。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:行政支援調査・研究
全体計画
1.マウスにおいて、さまざまな濃度のVOC(ジクロロメタン)に対する嗅覚検知反応を調べ、その反応の指標を用いて、嗅覚でのVOC検知の感受性を長期にわたりモニターする手法を確立する。
2.マウスにおいて、VOCを反復負荷するシステムを作成する。
3.上記システムを用いてマウスに対してトルエンの反復負荷をおこない、その施行前後で嗅覚でのVOC検知の感受性を評価し、その指標の変化を観察する。
4.上記の実験をさまざまな曝露デザインのもとでおこない、VOCに対する嗅覚過敏化が起こるような曝露条件を調べる。
今年度の研究概要
雄マウスにおいて、さまざまな濃度のジクロロメタンのガスを用いて嗅覚検知反応を調べ、嗅覚でのVOC検知の感受性を長期にわたりモニターする手法を確立する。また、マウスにおいてVOCを反復負荷するシステムを作成する。
- 関連する研究課題
- 20977 : 重点3ー中核2感受性要因に注目した化学物質の健康影響評価
- 0 : 環境リスク研究センターにおける研究活動