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稀少な底生動物種を育むヨシ原の生態系機能と保全に関する研究(平成 22年度)
Ecological function and conservation of salt-marsh (Yoshihara) system and endangered macrozoobenthos along the Japanese coast

予算区分
CD 文科-科研費 若手B
研究課題コード
0910CD002
開始/終了年度
2009~2010年
キーワード(日本語)
塩性湿地,大型底生動物,干潟,物質循環
キーワード(英語)
saltmarsh, macrozoobenthos, tidalflat, material flow

研究概要

河口域潮間帯に発達するヨシ原は、系内における重要な一次生産者であると共に、稀少な底生動物種の生息場所としても重要である。本研究では、主に東北地方におけるヨシ原生態系を対象とし、(1)その現状と稀少な底生動物種の分布状況を調査するとともに(2)安定同位体比や脂肪酸分析法を用いてヨシ原に生息する底生動物の餌資源推定を行い、(3)ヨシ原が持つ生態系機能、特に有機物のシンク・ソースおよびその分解場としての機能評価を行い、その保全に関する基礎的知見を得る。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

初年度には(1)仙台湾沿岸から青森県陸奥湾までのヨシ原干潟に生息する腹足類(フトヘナタリやウミニナ類など)に関して、広域的な分布調査を行い,体サイズを測定し個体群構造を解析する。(2)代表的なヨシ原生態系を選定し、安定同位体比分析用の生物・有機物試料を採取する。

2年目には、(1)の調査で得られたデータを解析し、地域個体群ごとに絶滅危険度を評価する.(2)の調査で得られた生物試料の炭素・窒素安定同位体比を測定し、ヨシ原-干潟間での有機物フローを評価するとともにベントスの餌資源を推定する。

今年度の研究概要

伊勢湾沿岸から青森県陸奥湾までのヨシ原干潟に生息するヨシ原に生息する稀少なベントス種,特に巻き貝のウミニナ類について広域分布を調べるとともに、有機物起源とベントスの餌への寄与を安定同位体比をトレーサーとして推定する。ウミニナ類については,特に形態からの同定が困難である小型個体については遺伝子同定法による種判別を行う.成果は原著論文として投稿する。

関連する研究課題
  • 0 : その他の研究活動

課題代表者

金谷 弦

  • 地域環境研究センター
    海洋環境研究室
  • 主任研究員
  • 博士 (理学)
  • 生物学
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