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干潟・浅場や藻場が里海里湖流域圏において担う生態系機能と注目生物種との関係(平成 28年度)
Research for relationships between ecosystem functions and remarkable species at SATOUMI basin

予算区分
AH 地環研
研究課題コード
1517AH002
開始/終了年度
2015~2017年
キーワード(日本語)
里海,里湖,生態系機能,地環研
キーワード(英語)
SATOUMI, SATOUMI, ecosystem functions, chikanken

研究概要

 本研究は,地方自治体の環境部局および地環研等に求められている,市民にとって安全快適で良好な水辺環境の形成,という前提のもと,里海・里湖流域圏において干潟・藻場や浅場・水草帯といった人間活動との接点となる場が担う生態系機能の解明と地域毎に異なる注目生物種との関係に関する調査や評価を実施する。具体的には,田園・農村から都市に至る多様な現場において,干潟・藻場や浅場・水草帯が,有機物分解の場として機能しているのか,逆に内部生産の場として機能しているのかをできるだけ簡便,迅速に評価し,各地域によって異なる注目生物種の生息地好適性との関係を探索する。これらの研究成果は,地域事情に応じた有益な管理手法や注目生物種の保全計画に生かされる。

研究の性格

  • 主たるもの:行政支援調査・研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

 本課題は浅海域と陸水域における生態系機能に関する諸課題に対して,国環研による適切な調整を介して地方自治体間,地環研間の研究および技術交流を実現し,相互の成果をより効果的なものとすべく実施している。
 可搬型多波長蛍光光度計(ドイツbbe社製)を用いた一次生産機能の迅速評価に関する課題を重点的に扱う。干潟の一次生産者である底生藻類の迅速分類と相対現存量の迅速検出を国内数カ所で実施すると同時に、本機による実質計測深度を明らかにし,現場で採取された底質の化学分析による結果と比較,バリデーションを行う。
 上記の機器等を用いて人間による管理が自然生態系に与える影響評価を行い,地域事情に応じた有益な管理手法や注目生物種の保全計画に生かす。

今年度の研究概要

 連絡会議を通じて,各機関における本年度調査研究の計画と進捗状況の発表及び相互の意見交換を実施する。開催県の取り組む現場における合同調査を実施する。
 降雨時に大きく攪乱される直線河道と蛇行型自然河道のそれぞれに形成される河口域干潟における比較や造成以来人間の立ち入りを制限してきた干潟と隣接する立ち入り自由な干潟における比較を通じて,人間の管理が自然生態系に与える影響評価を実施する。

外部との連携

茨城県霞ケ浦環境科学センター、公益財団法人東京都環境公社 東京都環境科学研究所、横浜市環境科学研究所、浜松市保健環境研究所、公益財団法人ひょうご環境創造協会 兵庫県環境研究センター、岡山県環境保健センター、広島県立総合技術研究所 保健環境センター、山口県環境保健センター、北九州市環境科学研究所、福岡市保健環境研究所、三重県水産研究所、広島県立総合技術研究所 水産海洋技術センター、谷津干潟ワイズユース・パートナーズ 谷津干潟自然観察センター
以下、オブザーバー参加
川崎市環境総合研究所、栃木県保健環境センター、鳥取県生活環境部 衛生環境研究所

課題代表者

矢部 徹

  • 生物・生態系環境研究センター
    生態系機能評価研究室
  • 主任研究員
  • 博士(理学)
  • 生物学
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